―居場所― 【最強ピカチュウシリーズの短編】

最強ピカチュウシリーズ短編 myポケキャラ 短編
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最高ランク : 60 , 更新: 2014/12/07 6:48:16

※前、占ツクに投稿してた【ポケモン】最強ピカチュウと新たな仲間の冒険の一部分短編
※ボードに書いたやつのコピペ
※私のmyポケキャラ出てきます。意味わかるのは自分だけ←という仕様
※小説もどき
※ピカチュウとピチューの話

「うわ、わけわかんねぇよこんなもん」って方はブラウザバック進めます!
「え? 何々!? なんか気になるかも!」という優しい方は下へどうぞ!



―居場所―

ピチューside

「……今日も、ここなんですね。ピカチュウさん」

初対面でぶつかり合ったあの日から、僕はほぼ毎日ピカチュウさんがよく居る小さな森へ通っている。その森は僕の出身地でもある『電気の国』にある小さな森で、毎日通うのにも負担がかからなくてとても楽だった。

それに呼ばれたピカチュウさん本人は、一瞬驚いた表情を見せながらもいつもと変わらない無表情に戻る。
「…………」
これもまた案の定、無言を貫き通す。
「……そんなに避けようとしなくてもいいのに……」

やっぱり前のこともあるのか、ピカチュウさんは僕とはあんまり関わりを持ちたくないようだった。……まあ、そりゃそうだよね。

でも、あの時の様子を見る限り、ピカチュウさんは普通のピカチュウとは違う……つまり僕とおんなじ”特殊”な存在だってことが分かった。ピカチュウさんと僕は少し似た者同士だから、だからこうやって関わりを持ちたくなったのかもしれない。
そんなことを考えている途中にピカチュウさんをチラッと見てみると……いつの間にあったのか、モモンのみを食べながらボンヤリとどこか遠くを見つめているようだった。
「い、いつの間に……」
あまりの瞬時さに驚いて思わず口から言葉が零れる。
そんな僕には見向きもせずに相変わらずどこかを見つめながら僕の言葉を遮った。

「……お前さ」

「は、はいい!!?」
無口を貫いていたくせにピカチュウさんがこうやっていきなり声を出すもんだから……なぜか反射的に勢い余った返答になってしまった。

「いっつもいっつも……何の用だよ。バトルしたいならとっととそういってよ。だいたいなぁ……
――一日二日ならまだしも、なんでここに毎日来るんだよ」
表情を見なくても分かる。声のトーンで……ピカチュウさんが今、どれだけ不機嫌なのかが。

「ん、と……な、何ででしょーねぇ~?」
「バレバレな嘘ついても……時間が無駄なだけだろ」
「あ、はは……」
雰囲気を明るくしようとそうはぐらかしたけど、明るい雰囲気になるどころか、ピカチュウさんの無情な返答で一気に悪い雰囲気に戻る。

――ダメだこの人。何かしたところで変わる系の人じゃない。
直感でそう感じた。いや、これは確信に近いのかもしれない。
「……本音」
『はやく言え』とでも言うようにその単語を強調しながら声のトーンを下げるピカチュウさん。
ここにきてる理由、言っちゃっていいのだろうか。言ったところで、ピカチュウさんに怒られそうな気がしてしょうがないのだけど……。

「そ、れは……ぴ、ピカチュウさんと仲良くなりたいからです!!」

とっさに口からこんなことが出てきてしまった。でも、完璧に嘘ではない。仲良くしたいって気持ちもないことはないし。でも、本音と聞かれれば……違う。
「……はぁ?」
僕の返答があまりにも予想外を超えていたのか、呆気にとられたような表情をしながら渋々振り返った。
「いやあの、だから! ピカチュウさんと仲良くなって…それで…ピカチュウさん、なんかいろんなことを抱えてそうだから、それを知って……支えになりたいな…って」
うまく言えなかったが、こっちの後半が自分の、僕の本音。あんなのを見ちゃえば……誰だって絶対過去に何かあったって分かる。いやでも分かっちゃうよ。

「…………」

言葉を詰まらしたのか、それとも偽善だのと思っているのかはたまた何も思っていないのか……ピカチュウさんの表情は無表情と常にポーカーフェイスなのか、本心が分からなかった。
「まあ、ここに来ていたのは自分の気分…『ただここに来て、ピカチュウさんとお話がしたかった』だけなんですけどね。それが迷惑なら……なるべくここには来ないようにします」

それだけ言って今日はもう帰ろうと思った。

このままいても迷惑になるだけだし、話もまともに進まないんなら……。そう思って足を進めて10歩目のところで名前を呼ばれた。

「……ピチュー」

「……なっ、…どうかしましたか?」
「……一昨日のこと」
ピカチュウさんが急にピカチュウさん自身がその話題を持ち出してくるものだから内心驚いた。それと同時に一昨日の記憶が頭の中で脳内再生される。

「一昨日、……やみくもに攻撃して致命傷すれすれまで傷つけて……本当にゴメンな。……悪かったって毎回毎回思ってるんだ。偽善なんかじゃなくて……本心で。……でもッ!!」

突然の大きな声に思わず体が強張った。

「本当は……本当はッ!! こんなこと…こんな相手に致命傷負わせるようなことなしたくないはずなのに……なのに……、気付いたら相手を傷つけてさぁ……ッ! おかげで謝ろうにも拒絶されるわ仕打ち受けるわハブられるわ家奪われるわで……なんなんだよ、ちくしょう……畜生!!」

きっとこれがピカチュウさんの本心なんだろう。でもなんでそれをいま言ったのか、誰に対してそのことを言っているのか……いろいろと訳が分からなかった。
でも……そうやって自分の思いをぶちまけているピカチュウさんは、どこか誰かに助けを求めているようにも見えて。そうなふうに思うと、やっぱりピカチュウさんのそばにいたい、励ましてあげたい、そう思った。

もう心の限界で、ため込んでいられなくなってぶちまけたのか、それともいま言いたかったからなのか…よく分からないけど、きっと辛かったんだろうなってことは表情を見て分かった。
ピカチュウさんの頬には、涙が伝っていたから。

「……だから、いつもここにいたんですか……」
「そうに決まってんだろ……っ。だったら国のほかに、どこに住めっていうんだよ。
……まあ、どうせここも後々追い出されるだろうけどな」
「な、ど、どうしてですか!?」

「お前を傷つけたってうわさが広がるから」
「そう……ですか……」

*

今回は最強ピカチュウとピチューのお話!
本編でも結構話してましたねwええ。

『初対面でぶつかり合ったあの日』というのは本編のピチューがピカチュウが死のうとしたのを止めたあの場面ですね(笑)見てくれたかたは覚えていますかね…?

まぁ、リメイクは少し変わりますけど…はい。

そして安定のシリアス。まぁ私の話はシリアスにしかならないんだよねこれが。
あ、ピカチュウだからと言ってライアじゃないですよ!?というかあいつなはずがないです! はい!(焦)

あ、あと前投稿した『最善策』でこのピカチュウを『あんな……殺人鬼のようなピカチュウに!!』とか言ってましたよね?あ、言ってたキャラはまだ秘密です;

その理由は…ふふ…過去に関係あるんですね! はい!w
でももし書くとき大丈夫かな…あ、まぁ流血注意!程度かな? 分からぬ…;

何気に私、こういう系…最ピカさん(最強ピカチュウ)とピチューみたいな関係が大好物ですw

グレー@ポケモンに再熱


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やっぱ改行すると見やすいね~
最高!(見やすさが)


グレー@ポケモンに再熱
2014/12/07 6:50:54 違反報告 リンク


はぁ!?
はあぁ!?
ら、ランクイン!?だと…!?
112……!?
何故故!? え、どうして!?
ファ!?
評価も何にもないのに…うらログのランキングの基準はなんなのさ…?


グレー@ポケモンに再熱
2014/12/07 7:11:33 違反報告 リンク


きゅ、94!?
ちょっと待って待て待て待て待て・・・・
嘘だろ!?
え!?


グレー@ポケモンに再熱
2014/12/07 10:20:43 違反報告 リンク


83…
83……
83………!?
というか、今まで最高ランク=ランキングとしてみてたけどあってるんかな…?


グレー@ポケモンに再熱
2014/12/07 12:49:59 違反報告 リンク


60!?60!?
……;;;;;


グレー@ポケモンに再熱
2014/12/08 1:36:14 違反報告 リンク


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眠い…
2015/06/14 10:16:46 グレー@ポケモンに再熱 1

脱力モードなう いやれねと会話してるときになんか酔うと言う美味しいネタ出てき...


玲音さんのオリさん描かせていただきました!(*´∇`*)
2015/06/11 17:34:54 グレー@ポケモンに再熱 1 1

白黒ですみません…;; 後学校で描いたから何か低クオリティ… あ、でも愛は籠っ...


ミバで描いた絵をつめつめ―ポケアカー
2015/06/07 1:00:32 グレー@ポケモンに再熱 1

…自分の絵ですよ!!? 無断転載とかそういうのじゃないですからね!!? ミバで描いた...



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