▽ 変わり果てた君。

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最高ランク : 39 , 更新： 2016/12/10 2:25:24

東京喰種を真似したやつ
ちょいグロ目

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平穏な日常が、無くなる瞬間とはどのようなものだろう。
きっと恐ろしく怖いだろう。だが、楽しさもあるのだろうか。

新しい日常が歩めるのだから、楽しいものなのか。

そんな僕の気持ちを覆した、ある出来事。

不味い、不味い、不味い、不味い

何を食べても不味い

一口、もう一口。そんな容易い事が出来ない

「っがぁ！！！ぉえぁがッ」

食べては吐き、食べては吐きを繰り返す。

『どうかな、平穏な日常が無くなった時の感想』

「ッ！？誰だ！？！」

『答えて？』

「い、いやだ！！！！」

『答えて、奪われた気分はどう、失われた気分はどう？』

「アァあァあ"あ"ああぁア"ア"ァ！！！！！！！」

そんなの

最悪＿＿＿＿

「もっと強くなるんだよ、人のために泣くことほど大事なことはないんだからね」

あぁ、お母さん。そう、そうだ、そうだよね。お母さん。
暖かい、とても暖かい

『本当にそう思ってるかな？』

『君はそれでいいと思った？』

『まだ君は他人のために涙を流すの？』

『喚いたって、人にはなれない』

『君のお母さんもお母さんだよねぇ』

『過労死、旦那に金注ぎ込んでたんだって？』

「母さんの事、悪くいうなよ」

『まだそんな事言ってるの？』

『いい加減言いなよ、言いたかったでしょ』

『ほら、ねぇ』

『どうせ人になんかなれないよ』

戻れないよ？

ねぇ、お母さん

なんで僕を選んでくれなかったの

なんで先に死んじゃったの

ねぇねぇ、お母さん

僕は、僕は、母さんに僕のために生きて欲しかった

僕の、ために

死体に目をつけた

変わり果てたのは心も同じ

逃れられないのなら、もうやめよう

手に取って、口元に

どうか、どうか

苦しんで、悲しんで、そして最後はこの手をどうか

匂いを嗅いで

とって、くれないかなぁ

ちゃプリ、チャプリ、ゴックン。