小噺

意味不明
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(心地が、よい)

底もなく、出来立ての宇宙のように無限に広がる闇の中に私はいた。自分の素肌以外に見えるものは重々しく無機質な黒のみ。
そこには明るさも暗さも存在しない。
私以外、この広い深淵には無いのだ。
いつここに放り出されたかは、わからない。
時すらも停止し、ただ佇むのみのこの空間に置いて記憶なぞ存在意義をなさない芥である。

しかしながら、思考を持つ生物(じぶん)とは愚かな者で、このような場においてもまだ皺だらけの脳を廻していくのだ。

おちんぎん


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