時雨紅凛の日常始まり

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さぁて、今日は始業式か。

今年から2年生。

可愛い後輩が出来て、中間の学年。一番気疲れする学年だと思う。

三年をサポートし、後輩を指導する。

いっつもこの立ち位置だったな。小学校でも中学校でも、一番疲れる立ち位置。

慣れっこ慣れっこ。

自嘲気味に溜息を零すと更に気が重くなりそうな位良い天気の中ふわぁ、と私は欠伸をした。

スクールバックを持ち直し、角を曲がると直ぐそこには大きな学園。

我らがULOG学園である。

校門を潜ると一か所に人溜まりが出来ていた。

何かあったのかな、と一瞬考えるが、あぁクラス表か。と直ぐ納得した。

んー、あんまり人だかりには行きたくないなぁ…

苦笑を零して少し離れたところで人が少なくなるのを待つ。

…がキリが無さそうだ

はぁ、と溜息を零してクラス表の前に行き、軽く目を走らせ自分の名前を探す。

あった。

早く人混みから逃れたい！

人混みを掻き分け、やっと外に出る。

新しいクラスメイト、クラス、席、新入生

友達、出来るといいな

…そう言えば、一緒に来たのに想亜ってば何処行ったんだろ…

探さなきゃ

苦笑いしながらわくわくとした気持ちを胸に、スクールバックを持ち直し校内へと足を踏み入れた。

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文才が無いだって？

だまらっしゃい

此れで精一杯なんだよ、ちくしょう。

想亜は紅凛の双子の妹です。

取り敢えず、此れで宜しくです