貴秦さんの恋話。【閲覧注意かもしれない】

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最高ランク : 21 , 更新： 2015/09/30 10:38:45

凜子です。

今回はなにがどうしたのか自身に纏わる恋愛身の上話でもしようと思います。
ぶっちゃけ内容黒いです。多分。

＊＊

私には好きな人がいた。小5の頃からずっと思い続けた人だった。

小1の時に同じクラスで、２年生の時に離れて、

その後彼は転校した。

それは３年生になってから友だちに聞いて知った話だったけど。

その時はただ「そうなんだ。」で済んだと思う。

それから2年が経って、小5の始業式の日

うちのクラスに転入生が来た。名前を見たら、苗字は違うけどその人は彼と同じ名前だった。
偶然だと、人違いだと、思った。それなのに。

転入してきたのは、例の彼だった。

苗字がかわったのは、両親の離婚と再婚だった。

もう会えないんだって思ってたから再開できたことが嬉しくて嬉しくて、どうしようもなかった。

彼は私のことを覚えていてくれていて、

だからってわけじゃないんだけど

他の男子も誘って、私たちはよく遊んだ。

それで、いつの間にか私の視線の先にはいつも彼がいて、

あぁ。私、この人のことが好きなんだなぁって。

*宿泊学習っていう小5最大の行事の話。*

うちの母校では小5で宿泊学習がある。

簡単に言えば二泊三日でバスで山付近にある宿泊施設に泊まって自立精神などを学ぶといういわばキャンプのようなもの。

一番のイベントの肝試し。

夜間に班で指定されたコースを歩くだけのものだけど。

その時、初めて彼と手を繋いだ。

嬉しくて、幸せで、心臓が止まりそうで、

そのせいで宿泊学習の話はこのことしか頭に残ってない。

＊＊
二学期最後の席替えで、初めて彼と隣の席になったのも覚えてる。

彼の後ろの席の子は、私と同じで彼のことが好きだった。

いつも彼にちょっかいをだしていて、見ていてとても目障りだった。

それから、小5の三学期

彼の転校が決まった。

お父さんの仕事の都合だった。だから仕方なくて、

だからせめてもと思って、終業式の日に思い切って彼にメールアドレスを聞いた。

恥ずかしくて告白はできなかったの。

それから彼が転校して一年が過ぎ、私たちは小学校を卒業して中学生になった。

メールのやり取りはまだしていた。

夏休みと冬休みの間だけだけど、それでもすごく幸せだった。

中1の夏、初めて彼を誘って花火大会に行った。
もちろん他の友だちも誘ってだけど。

それから毎年のように私たちは夏休みに花火大会に行った。

そして高１になった今年の夏、ついに二人で行くことになった。

はじめはほかの友だちも誘っていたんだけど、いざ当日になって

夏バテ、夏風邪で体調不良者続出。

最悪だったのはほかの人と行くことになったって。

結局残ったのが私と彼で。

でもすごく楽しかった。

それからうちに帰って、

つぎの日、告白することを決心した。

いつかは言わなきゃいけないってわかってたから、

でも電話じゃ緊張するし、手紙じゃなんか恥ずかしいし

それで何故か結果的にLINEで告白することにした。

「ずっと前から好きでした」って

それだけなのにキーボードを操作する指が震えて、送ったら送ったですごく後悔して

彼から既読がついた。

なんて返ってくるか、すごく不安で

絶対引かれたなって思った。

そしたら「ありがとう」って。

何に対してのありがとうなのか、思考が停止している私にはわからなかった。

思考が再起動して、もしかしたら初恋が実るかと思った。

そしたらその後、「これまで通り仲良くってことで」って。

私の目の前の世界がバラバラと音をたてて崩れた気がした。

振られました。

そう、振られたんです。

でも涙はでなかった。最初から振られることがわかっていたし、

なによりも5年にもわたる自分の思いを伝えることができたからだと思う。

ただ、私が今よりもいい子で、もっと可愛かったらそうだったらって

思った。

それでも現実は変えられないから、だから

私は5年間の片思いに終止符をうつことにした。

―――さようなら、私の初恋。

初めて好きになったのがあなたで幸せでした。

＊＊

なんだか暗くなってしまいました…
すみません｡ﾟ(ﾟ^ω^ﾟ)ﾟ｡

とりあえずこれで私の初恋話はこれだけです。

これだけとか言いながらどれだけ長文なんだよって話ですね。

と、いうわけでこれからはとことん趣味に打ち込みます。