小説~

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⚠ちょっぴりってか流血表現あるので苦手な人は見ないで⚠











ある冬の日、二人で散歩をしていた。
辺り一面が雪で包まれ、美しい景色が広がっていた。
「ねぇ、君は人が死ぬところ、見たことある?」
僕は君にそう尋ねた。無い、と君は答える。
しばらく沈黙が続いた。さくさく、と雪を踏む音だけが聞こえる。
真っ白で、綺麗な雪。この純白にはきっと赤い色がよく映えるね。
真っ赤な、真っ赤な、綺麗な色が。まるで__
僕は足を止め、君の方を向いた。
「この真っ白な雪にはきっと真っ赤な血の色が映えると思うんだぁ。
君の血なら尚更、ね?」
にっこり、微笑みそう言った。
コートのポケットに手を伸ばし、カッターを取り出す。
君は怯えていた。僕の事を恐れ、震えていた。その姿が僕の事を煽るようで。
ぐさり、君の腹をそれで突き刺した。服にじわじわと血が滲んでいく。
ぽた、ぽた、と雪が紅く染まる。嗚呼、綺麗だ。
更に深く、深くへと。傷をえぐった。君は悲鳴をあげていた。
がくがくと震え、膝を折って座り込んでしまう。
真っ白だった雪は、紅く染まっていった。綺麗、綺麗、とっても綺麗だ。
しゃがんで、君からカッターを引き抜いた。うぅ、と君はうめき声をあげる。
カッターを握りしめ、恍惚の笑みを浮かべる。
「やっぱり、似合うなぁ。」

もちきんぐ


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ゆき▷
健康な血はどす黒い赤だね。動脈、、どうなんだろ、、何も考えずに書いてた


もちきんぐ
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