年中松が行く「ママ」最終回

おそ松さん クトゥルフ神話trpg
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最高ランク : 5 , 更新: 2022/10/16 7:48:34

どもどもセーバーです!

進学先行ってきたけど現実は厳しい…(まぁ入れるけど)

じゃぁ最終回どーぞ



【寝室】

中に入れば、薄暗い部屋の中、大きなベッドの横の棚に置いてあるオレンジ色のランプの明かりが部屋の中を照らしている。


一松「大体のものはベッドに隠しがち」

チョロ「クトゥルフで通用するか?」

トド「それが……」

『!』

トド「(するんだよなぁ…)」

【ベッド】

綺麗にベッドメイクされた大きなベッドだ。
枕が二つあり、夫婦の寝室であることがうかがえる。


ベッドの下を見る→目星→成功


ベッドの下をのぞき込むと、メモが落ちている事に気が付く。


【メモ】

『思い込み、って怖いわよね、何も無いと思ったら、もう一度考えてみて?』

一松「裏も見る」


『貴方達は今何を思っている?』


『何を思ってる?』

『早く帰りたい、かな?』


チョロ「棚を粗探し」

『一段目は…』

トド「何も無いように見える」

『二段目も』

トド「何も無いように見える」

『三段目は……』

トド「何も入っていない。」



チョロ「…………ふぅん…?分かった」

一松「?」

チョロ「トド松、一回棚を閉じてからまた開く」

トド「りょーかい。気づいちゃったかぁ〜」

チョロ松が再び棚の扉を開いた。

『あ、あれ?』

一段目の棚の中…古びたオルゴールが入っている、ネジを巻けば音楽が聴けそうだ。

二段目の棚の中…黒いメモに白い文字で乱雑に何かが書かれている。

チョロ「なるほど…思い込みってそう言う…」

一松「え?……え?」


『メモに書いてあっただろ?』

『…あ!』

『何も無いと思ったら、もう一度考えてみて?ってさ』

チョロ「僕は一段目にするから、一松は二段目ね」

一松「わかった……チョロ松兄さんってこんなに頭よかった?」

トド「あぁ…酔ってなければね」

一松「察し」

【一段目・オルゴール】

鳴らしてみると、優しい音楽が探索者の耳に響く。
<POW×2>

コロコロ

失敗→ 『母親』が歌ってくれた子守歌のメロディに似ている、と感じる。
懐かしい…懐かしい?こんな曲は知らないはずだ。
”彼女”は誰だ?
SANc1/1d2

チョロ「おあぁぁぁあああ」

一松「SAN値チェック多くない?」

トド「わざとそういうシナリオ選んだから」

一松「フヒッ…さすがトッティ」

SAN値→成功

『っ……』

『どうかした』

『あ、いや…何でもないよ』


【二段目・黒いメモ】

『あの方は目を覚ましてしまった』と書かれている

『裏…』


『私は私でいなくてはならない、それが生み出された私の使命なのだから』

探索者がメモを見終わり別の探索をしようとすると、メモは灰になって消える。
SANc0/1

一松「ねぇ」

トド「なに?」

一松「俺のこと殺したいの?」

トド「いいや」

一松「じゃぁなんでこんなにSAN値を減らしにくるわけ?」

トド「抗ってるのが面白いから」

一松「このドライモンスターkpがっ!!!!!!!!!!」

ドライモンスター「名前えええええ!!!!!」


SAN値チェック→成功


『残るは…何も無いはずの三段目』

『どっこいせい』


【三段目】

三段目の棚の中にはメモが入っていた。
またあのメモだ、柔らかい文字でたった一言だけ書いてある。


『お疲れ様、これがママからの最後のメモ。
では質問です、ママはどこにいるでしょうか?口に出して答えましょう。…よく、考えて』

一松「もちろん」

チョロ「裏も見る」


『貴方達の真実は?』



『ママ…ね』

『ねぇチョロ松兄さん』

『なぁに?』

『俺達には、居ないよね』

『そうだね』

『『ここに、ママは居ない』』
















その答えを口にした瞬間、突然探索者の背後から影が伸びる。
背後を振りむけば、女性らしき”何か”がそこにいた。


「正解…ママはどこにもいない、それが真実。」



探索者にはそれぞれ、女性の姿が違うものに見える。

それはもしかしたら亡くなった実の両親かもしれないし、まったく知らないが懐かしさを感じる姿であったり様々だ。



「貴方達にはきっと、私の本当の姿は見えないようになってるわ。
貴方の目に映る私は、貴方の望む理想的な母親の姿なの。
そういった”思い込み”でこの世界は創られてる」



優しい声で探索者達に言葉をかけ、きっとあなたの理想とする母親の姿で微笑みかける。
その声は探索者を心配する、慈愛に満ちた『母親』の声そのものだった。



「ごめんなさい、直ぐに貴方達の前に現れなくて。
探して欲しいものがあったの、見つけてくれてありがとう」


そう言って探索者の見つけたオルゴールを手に取る。


トド「質問して良いよ」

チョロ「あっ、じゃぁ…」

『あなたは誰?』

「私はあの方に…パパに作られた『母親』という思い込みから生まれ、役割を持つ存在。」

『ここは、どこ』

「ここはパパが作り出した”思い込み”の家族の家、あの方は世界から知識を得て、自分を『父親』とした世界を生み出した。
世界から貴方達『子供』の役割を担う人間をすくい上げて、『家族』を作ろうとしたの。
この世界では思い込みによる意識への影響が強くなっていて、私も本来の姿を忘れかけてしまっていたから、どうしてもこのオルゴールを見つけられなかった。
だからその思い込みの影響の薄い貴方達に探してもらうことにしたの」



『母親』は哀しそうな声で言葉を続ける。


「これに気付く前に出会ってしまったら私たちは本当の家族として取り込まれてしまう。
でも私は…『母親』である私は、『子供』の幸せを願った。
貴方達をこの世界に閉じ込めるのではなく、元の世界に帰さないといけないわ。」



「さあ、貴方達を元の世界に帰しましょう…ついてきて」



そう言って女性はリビングへと戻っていく。
『父親』は顔を上げるような動作をして、声を出す。



「足音が…増えたね、ママが見つかったのかな。
そこにいるのかい?私の、愛しい妻。」



『父親』は優しく、嬉しそうに愛しい伴侶に話しかける。
そんな『父親』の姿をしたそれの頬を『母親』は撫で、声をかける。



「いいえ、…あなた様は人間でも父親でも、私の夫でもありません。
…眠りましょう、この子たちの為に、親離れの時期ですよ、”アザトース様”」



そう呟いた彼女は小さく美しい声で歌いだす。

子守歌のようなその歌は探索者がオルゴールで聞いたあのメロディだった。
彼はその歌に聞き入りながら、ポツリと声をこぼす。



「ああ…そうだ…君は…、」



『父親』は『母親』にもたれかかり、その美しい歌声を愛おしそうに聴き入る。
やがて、リビングだったはずのその空間が、白い光で塗りつぶされていく。
そこで一度彼女は歌うのを止め、探索者達に話しかける。



「有難う、ここまで私を連れてきてくれて。
そこの扉を抜ければ元の世界に帰れるわ。
仮初の『母親』だったけれど、…いつまでも愛しているわ、私達の愛しい子供達。
さようなら。」


振り返ればリビングにあった扉が、木製の扉ではない真っ白な扉に変わっていた。
探索者は自分の意思で、その扉を出ることができる。


『…優しい人、ありがとう』

『……っ…じゃぁね』

2人はドアノブに手をかけた。



探索者がその扉を開ければ、そこは自分の家の玄関の前だった。
辺りを見渡しても、何も変わったところなどない、普通の、いつも通りの世界。
貴方に両親はいない。
どのような理由であれ、君に両親はいない。
そう覚えているのに、あの世界の記憶が少しだけ貴方の心にあたたかな何かを残している。

探索者の心に残る優しい家族の影だけが、貴方達が確かに家族であった証なのかもしれない。








――貴方には、現在、『両親』はいない。





エンド名『ただいま』


■クリア報酬
生還 1d10
質問に正解した 1d10



トド「シナリオ「ママ」これにて終了〜!」

チョロ「良いシナリオだったね」

一松「まさか父親がアザートースだとは思わなかった」

トド「じゃぁここでnpc情報!」



『父親』

INT1
容姿を含め、探索者は彼が存在しているということ以外の観測ができない。
男性の姿をしているような気がする、という非常に曖昧な姿。
ただ非常に優しい男性の声をしているが年齢の分かりづらい声をしている。
性格は穏やかそのものだが、直ぐに物事を忘れてしまうようで、
同じことを繰り返し質問するなど、痴呆のような言動を取る。
彼はリビングのソファから動くことは無い。



『母親』


アザトースの空間により生み出された”理想の母親”
探索者は彼女の容姿がそれぞれ違った姿に見える。
それは失った自身の母であるかもしれないし、理想の母親の姿かもしれない。
彼女は自分の置かれた状況を理解しており、自分を生み出した主の願いよりも、『母親』としてそれでも探索者達を助けようとする。
理想の母親像である彼女は本人に自覚はなくとも探索者の精神を母性により蝕んでいき、彼女との接触は脱出の希望であるとともに、探索者がこの空間に傾倒してしまう危険性も伴っている。



一松「うっっっっっっっっわ」

チョロ「じゃぁあの時にここに居るって答えたら…」

トド「アウト!だね♡」

チョロ「危なかった…」

一松「ていうかアザートス様かよヤベーナ」

チョロ「怪しいとは思ってたけどまさかのガチの神様が来るとは思わないじゃん???」

トド「アザートス様は基本は寝てるんだけどね〜」

チョロ「概要知った時思ったよ。なんだよ目覚めたら星が滅ぶって」

一松「バグり過ぎて草」



チョロ「じゃぁベーコン買いに行くか…」

一松「うーっす」

トド「ジブリ飯再現したい」

チョロ・一松「いいね」



クトゥルフ神話trpg おそ松さん二次創作プレイ 第二回
「年中松が行く「ママ」」完結〜!

ここまで読んでくれた方、ありがとうございました〜!!!!!

次回はメンバー的に長兄松か兄松(酔っぱらい)かな(白目)


じゃぁここら辺で

バイバイ

good-by!
I wont vivid times!

caviarbloom0l


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さりげなトッティ

なにそれぇ…感動系シナリオじゃねぇかよ最後ェ……。
ママァ………!!!!!!!!!!


しょぅゆ。
2022/10/16 7:59:21 違反報告 リンク


ママァ…!!!!!ってなったのでやったんだよなぁ…。
さりげな〜く紛れ込むトッティ


caviarbloom0l
2022/10/16 8:55:42 違反報告 リンク


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聞いてみた
2022/11/20 1:40:53 caviarbloom0l 5 7

どもどもセーバーです! 長らくお待たせ致しました………… マジですまん。 全...


芹澤朋也のお助け窓口はこちらです
2022/11/14 0:42:27 caviarbloom0l 4 11

どもどもセーバーです。 ごめん。推し曲聴き終わってないって言うより、 どう...




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