【はいちゃんへ】タコさんウィンナー【赤葦夢】

今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:801 hit

最高ランク : 35 , 更新：

「はいちゃーん！」
『何、フゥちゃん』
「お昼体育館で食べない？」
『ん、いいよ』
「じゃぁ、先行ってて」
『え？待ってるよ？』
「ちょっと時間かかるから、ささ！」

どこか挙動不審なフゥちゃんに
疑問符を浮かべるが
背中を押されたので
言われた通り先に体育館へと向かった

体育館で待つこと数分
扉が空く音が聞こえた
もうお腹ペコペコだ
文句の一つでも言ってやろうと
思いドアの方を向くと・・・

「鷂さん？」
『赤葦くん！？』

予想外の人物に顔が火照ったのがわかった
なんで赤葦くんが・・・
思ったままにその質問を声にする

『どうしたの？』
「なんかフゥさんに体育館に行けって」
『・・・うん、なんかごめん』

私の中ですべてが繋がった
あの不自然な態度
このシュチュエーション
恋のキューピッド気取りですね
まったく世話焼きがすぎる

「とりあえず、飯食べますか」
『そうだね』

各自お弁当箱を開け
いただきます、と手を合わせると
隣から視線を感じた、勿論赤葦くんだ

『ど、どうかした？』
「鷂さん、この中ならどれが好きですか」
『これって…赤葦くんのお弁当で？』
「はい」

色とりどりのおかずに目移りし
んーと悩む…あ、タコさんウィンナーだ
失礼だがクールな赤葦くんには似合わなくて
自然と笑がこぼれた

『このタコさんウィンナーかな！』
「じゃぁ、どうぞ」
『へ？』

手つかずの赤葦くんのお弁当箱から
私のお弁当箱へ、タコさんウィンナーが移る

「それと、鷂さん誕生日おめでとうございます」
『あ、ありがとう』

さしずめこのウィンナーはプレゼント
という訳だろう
まったくフゥちゃんは、
どこまで根回ししているのか

「すみませんがフゥさんに伝言頼めますか」
『うん、今日は急にごめんね』
「はい、俺にも準備があるのでこういう事
する時はこれからは、早めに言ってくださいと」
『りょーか・・・い』

・・・待って
今、これからはって言った？

「放課後、ちゃんとしたプレゼント渡すんで
それまで待っててくれますか？」

パクパクとお弁当を口に運ぶ
赤葦くんの顔が赤いのは気のせいだろうか
まるでタコさんウィンナーだ

そんな君に私は何て答えよう．．．

―あとがき―
続きは、はいちゃんの脳内で！（続きはWEBで！のノリで）

はいちゃんの誕生日に
あかーしと二人っきりにしようと
フゥが余計な事するお話(笑)
でもあかーしは普通に覚えてたんだよいう

お弁当は、あかーしの手作りなら
いいと思います
あかーしさんは料理得意そう
・・・はいちゃんへのプレゼントに
私の妄想混ぜてごめん

まだ、はいちゃんの事全然知らないけど
これから知っていきたいです！
なので、仲良くしてもらえると嬉しいです！
よろしくお願いします！！