年内最後の小説？(Fate未完てん)

今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:922 hit

最高ランク : 152 , 更新： 2015/12/27 9:48:17

※一応Fateと東京喰種のクロスオーバー。
ですが、まだ喰種要素なんてこれっぽっちもありません。

゜:。* ゜.

とある冬木の外れの別荘に、1人の少女がいた。

名前は理(あや)。
物心がつく前からずっと、この館から出たことがない。

不治の病…呪いのせいで、不自由だから。

そして………みんなが恐れるバケモノだから。

×××

なぁんて、自分のことを物語みたいに言ってみた。

実際のところ、そんなことは全く気にしたことがなかったけれど。

いつもそばにいてくれる執事のユキトやメイドのフユカ、週末に会いに来てくれるお兄ちゃんと、先生や言峰さんが来てくれるし。

ちなみに先生は、私の健康管理をしてくれるお医者さん。とても綺麗なお姉さんです。

言峰さんっていうのは、人間なんだけど、不思議と食べたくない。美味しそうなのに……。
何と言っても呪いが悪化しないように診てくれている。優しい人。

カタブツそうに見えて、案外子供っぽいってお兄ちゃんも言ってた。
思わずニヤニヤしちゃう。

「何がおかしい?」

「…はっ…」

気がつくと、言峰さんがいた。
ニヤニヤしていたのを見られてしまった。私としたことが…。

「いえ、何でもないです」

恥ずかしいから、毛布を顔まで被る。

「折角被ったところだが…始めようか」

「…はい」

お腹に手を当てられて、何かを唱え始める。
これは、中身の状態が大丈夫かを調べているらしい。
普通の喰種は何ともないのに、私は違う。

「…大丈夫そうだ。礼装を外そう」

中身が大丈夫な時じゃないと、呪いを弱める物は外せないと先生は言っていた。
今日は久々に礼装と言われる、目を覆っているものを取ってもらう。
私には外せない仕様になっていると言っていたようなきがする。

──久々の光に、思わず目を細めてしまう。
こんなに眩しかったっけ……。

「……」

けれど、これをとっていられるのは10分くらい。
じゃないと苦しい思いをするから。

「失礼しまーす」

脳天気な声…これはフユカさんだ。
フユカさんがドアを開けて入ってきた。

「あっ、理様!! 外されたんですね!」

「はい。今日は」

フユカさんは自分のことのように嬉しそうに笑っている。

「ユキトにも伝えなきゃ…」

「もういますよ」

「うきゃっ?! 何だよー」

ムスッとした顔のフユカさんをよそに、ユキトさんがにこやかな笑顔でこっちを向く。

「お体の調子がよろしそうで何よりです」

「ありがとうございます」

「さ。戻りますよフユカ」

「ぇぇぇー」

フユカさんの首根っこをつかんでユキトさんは退室していった。

一応言っておこう。あの2人も喰種である。

「……」

何がしたかったんだろう。

「…あと5分だ」

そんなこんなで5分経っていた。

「…言峰さん。もういいです」

「？そうか」

「…」

言峰さんに、礼装を巻いてもらう。

「…そういえば言峰さん」

「？どうかしたか」

「気になってたんですけど、この部屋にもう一人誰かいますよね」

「！」

言峰さんは言葉をつまらせた。

…図星らしい。

「…嗅覚か」

「はい。喰種は元からいい方ですけど、ほら…普段から目が見えませんから」

～～～～

ここで切るヤツ(
前回あんなに出したいと言っていたギルガメッシュと月山さん出てない(

とりあえずグダグダトーク(解説)します。

※ネタバレ注意←

[主人公ちゃんのこと]

主人公の理ちゃんは、生まれながら「身体がちょっと弱かった」のです。
喰種は怪我してもすぐ治りますが、理ちゃんは治りが人間並みだった。

彼女の血筋はいわば「純血」みたいなものです。
それをおかしいと思ったお父様は、すぐさま喰種のお医者さんに見せました。
お医者さんが言うには「魔術的な呪いだから、本職の方に頼むべき」。

そしてそのお医者さんの紹介で言峰さんのところへ。
人間、ましては医者じゃなく神父かよと思ったお父様。
でも宛がないから言峰さんにみもらう。

すると、やはり呪いが。すごく厄介なヤツ。
治りが遅いのも呪いで、しかも足が段々と動かなくなっていくと言う。

目に呪いがかかっており、その呪いを解くのは無理。
そう言われたお父様とお兄ちゃんはショックを受ける。

「治らないけど、進行を遅らせるものがある」

それが目に巻いてある「礼装」なのです。

終わり←

☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆*:..

結論。

二次創作って楽しいね!!!!!!!!