【小説】スミレ奇病診療所。1

小説
今日:12 hit、昨日:0 hit、合計:418 hit

最高ランク : 19 , 更新:

埃を被った古臭い建物。その中に少し小柄な女性がいた。

「ふぅ…今日はどんな子が来るかなぁ……‥‥……」

ため息と一緒に溢れた言葉が小さな部屋の中に響く。


カランカラン……

と、その時。

重いドアをゆっくりと開けて、小さな女の子が日傘をさして入ってきた。

女性は部屋から出て、玄関の方へ向かう。

「こんにちは。そこの椅子に座ってね。お姉さんに…話聞かせて」

女性は女の子に優しく言う。

女の子は小さく頷き、木の椅子にゆっくり座った。

女の子は体の右半分がきらきらと輝いており、窓から差し込んだ光に反射していた。

左半分は真っ黒に変色して影のように暗くなっていた。


「お名前は?」

女性が女の子に言う。

「そらいろ…まどか…」

まどかと名乗った女の子は、目に涙を浮かべていた。

と、その時、後ろから2つの声が聞こえる。

「「まどかちゃん…ねぇ…遊ぼぉよ…」」

〈続く〉

アゲハ🦋🌺@ペテ神(初心者)#クソゲー愛好家


投稿を違反報告 / ブロック



面白そうな予感…!

凛音💙🥀@心海(りいう。)とペア画なう!
違反報告 リンク