【小説】スミレ奇病診療所。1
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埃を被った古臭い建物。その中に少し小柄な女性がいた。
「ふぅ…今日はどんな子が来るかなぁ……‥‥……」
ため息と一緒に溢れた言葉が小さな部屋の中に響く。
カランカラン……
と、その時。
重いドアをゆっくりと開けて、小さな女の子が日傘をさして入ってきた。
女性は部屋から出て、玄関の方へ向かう。
「こんにちは。そこの椅子に座ってね。お姉さんに…話聞かせて」
女性は女の子に優しく言う。
女の子は小さく頷き、木の椅子にゆっくり座った。
女の子は体の右半分がきらきらと輝いており、窓から差し込んだ光に反射していた。
左半分は真っ黒に変色して影のように暗くなっていた。
「お名前は?」
女性が女の子に言う。
「そらいろ…まどか…」
まどかと名乗った女の子は、目に涙を浮かべていた。
と、その時、後ろから2つの声が聞こえる。
「「まどかちゃん…ねぇ…遊ぼぉよ…」」
〈続く〉
神風はやとさん≫wフォローまでありがとうございます!
凛音さん≫ありがとうございます!頑張って面白くしますw
アゲハ🦋🌺@ペテ神(初心者)#クソゲー愛好家
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