『ABC!曙第二中学校放送部』について。

読書日記 ABC!曙第二中学校放送部 読書感想文
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更新： 2016/09/15 9:53:44

市川朔久子さんの、『ABC!曙第二中学校放送部』を読みました！

あらすじ
弱小放送部の曙第二中学校放送部に所属するみさと。
廃部の危機に厳しい先生から目をつけられたりイマイチな日々を送っていたが、転校生の美少女葉月の入部により少しずつ変わっていく放送部。
ともに成長し、過去との折り合いをつけていく少女の青春物語。
みたいな感じです！
うまく伝えにくい！


感想
ないた！泣いてしまった！号泣でした！
このところストラスが溜まっていたのですが、少し気分が晴れました。
と言うか少しだけと思っていたのに全部読んでしまいました。
今年の読書感想文課題図書に選ばれた本です。あぁ！この本で感想文を書きたかった！(自由図書で書きました)
なんだこれ！泣くわ！泣いてまうわ！
すみません。深夜テンションで読んだ直後の気持ちをぶつけて書いているので荒ぶってます。

知っている方もいるかもしれませんが、実は私もこの主人公と同じように、放送部なんです。
うちは結構盛んに活動している方なのですが、ここまでこった番組を毎回お昼の放送ではできませんね(やりたいけど…)

なので、この主人公のみさとちゃんに感情移入しまくりでした。

漫画、(特に少年漫画系の)スポ根、部活ものって清々しいじゃないですか、登場人物みんな。
いやサブキャラで強すぎて周りとの軋轢を生んでーとかはありますけど基本みんないい人じゃないですか。
でも現実そんなんじゃないですよねー。
大して何もしてないのに(というか気づかない間に)なーんか知らんけど周りの機嫌損ねる人っているし、何もしてないのに悪口言いまくる人いるし、何もしてない人が悪口言われてるし、先輩は後輩の文句ばっかり言うし、後輩は先輩の陰口言うし、同輩は同輩でギスギスするしもうやってらんねー！！みたいな雰囲気あるじゃないですか！ありますよね！え！？ない！！？嘘だろ！？？はー恵まれた部活もあるもんですねー。
まぁそれはおいといて。
そんなところをちゃんと書いてる物語なのです。
だから放送部だけと言わず、すべての部活に対して鬱屈とした思いを抱えてる人に読んでいただきたい。ちょっと晴ればれとするから。
あと放送部あるあるなリアリティ満載。
特にコンクール時の話。

そんな中の葉月ちゃんがいい味を出している。スッキリする。葉月ちゃんの物言いはすっきりする。
買おうかなー単行本……(図書館で借りて読んだ)。

ここから先ネタバレ注意です…。




















なんだ葉月ちゃん！かっこよすぎか！言ってみたいわボス女子の真ん前でぶーーすって！まぁよほど美少女じゃないと無理！(つまり私には無理！)
先生にあれだけの正論をまっすぐ伝えられるのも素敵！
残念美少女ってなんであんなに素敵なのだろう…。

そして、みさとちゃんの恋の最後のどんでん返し！良かったねみさとちゃん、まぁそんな気はしてたよ！

セリフも心にカーンと入ってきた。
葉月「言葉が大事なのはわかっています。よくわかっていて、それでも使わずにいられないから使うんです。非難は受けるし、罰も受けます。でも、悪意を持って木の実をぶつけて、そんなつもりじゃなかったと言い逃れるような卑怯なまねを、するよりずっとましだと思ってます」(本文190頁)
そこは屁理屈と言わずに言い得て妙だと感心しようぜ古権沢…。

みさと「うん。楽しいよ、放送部。ーでも、バスケも好きだったよ、同じくらい。ほんとはやめたくなかった。すごく残念だった。もっと一緒にやっていたかった」(本文264頁)
もう何も言うことはあるまい…。






爽やかな読後感、続きを探したくなる高揚感を味わえます！
おすすめですよ！

『ABC!曙第二中学校放送部』読了。

お付き合いいただきありがとうございました。









そうか、はづみさか……。

春川

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私も告白です！
やっぱこの告白は湊かなえさんを語るにははずせない作品です！
次は白雪姫殺人事件ですかねー。ポイズンドーターホーリーマザーも好きですけど…。
湊かなえさんのイヤミスは最高ですよね！
読んでて飽きません！

中川真妃那＠ちゆりlove*六つ子会
2017/01/12 23:29:28 違反報告 リンク