【小説】[02:感謝](東方二次創作)

神の風をふかしにきたぜ! 小説 #この世に一人の俺と君
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「どうして、私を助けてくれたの?」
彼女は、俺にそう質問してきた。
「...は?」
「だから、どうして私を助けてくれたの?私を助けるなんて...恩でも押し付けにきた?」
「別に?」
「だったら、何が目的なのかしら?」
「...俺は、誰かが傷つく様を見たくない。だから助けた。ただそれだけだ。」
「...どうして、こんなところまで、私を追いかけてまで助けてくれたのかがわからないの。
私は...”力”を持っていて...この第三の目があって...みんなにはなくて...そのせいで周りから気持ち悪がられて...友達なんて誰もいない。そんな私をどうして屋上に来てまで...」
「おまえも俺も、同じ人間だろ。違うか?」
俺は呆れながら彼女に言い放つ。
「俺はな、差別ってのが大嫌いだ。”そういう物”を持って生まれたとしても、結局中身はみんな同じ人間なんだ。俺にとって、あんたら力を持つものも、俺みたいな持たない者も、みんなおんなじだって俺の中では思ってる。
それに...最初に言った通り、誰かが傷つく様を見たくなかっただけだ」
俺がペラペラ長くしゃべっていると、いつの間にか日が沈みかかっていた。
「...やべぇ、早く帰んないと...お前も早く帰れよ」
そういって屋上から出ようとしたら、
「...とう」
「あ?」
「助けてくれてありがとう」
彼女は笑ってそう言った。
「別にいいよ。気にすんな」
俺はそう言って屋上を出た。
「...こんなの、ただの自己満足でしかないんだがな」
俺は一人呟く。
そう、これは俺のせめてもの罪滅ぼしだ。
昔々、いじめっ子だった。
俺の過去への懺悔なのだ


※ ※ ※ ※ ※


俺は、誰もいない教室で一人溜息をついた。
「...誰だよ俺のカバン持って行った奴」
そう、教室のどこを探しても俺のカバンがないのだ。
分かっている。教室にカバン置いたままにした俺が馬鹿だった。
きっとあの男女共が逆恨みでもっていったんだろう。
「...ノートにペンはどうにでもなるから教科書は...まぁ、どうにか買うことができるまで....」
...誰に借りる?
多分、予測だが俺の話は明日にでも広まるだろう。
”化け物”を助けたヒーローもどき。みたいな感じで。
そんな奴に教科書貸してくれる奴なんているだろうか。
そう、いないだろう。
...でも、彼女なら。
「あら?どうしたの?まだ残ってたの?」
さとりも教室に戻ってきた。
「...いや、ちょっとめんどくさいことになってな」
「どうしたの?」
「カバン盗まれた」
彼女は絶句していた。俺も普通だったらしそうだが。
俺は苦笑いしつつ彼女に問いかける。
「てことで、明日から教科書見せてくれない?」
「え...別にいいけれど、本当にどうするの?」
「カバンは予備があるから大丈夫、ノートもペンも代用利くし、唯一教科書の予備買ってないから新しく教科書買うまで...って感じだ」
「用意周到ね...」
「教科書が抜けてる時点でそれはないだろ」
二人で苦笑いしてた。
この時俺は、まだ知らなかった。
彼女をかばったことにより、
地獄の日々が始まるということを_____

神風はやと@ゆ茶劇制作中


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いじめられてる人を庇うと、庇った人まで虐められることってあるよね…
さとりちゃん…かわいい……()


月瀬零
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