フォンデュが知ってる怖い話。

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最高ランク : 38 , 更新： 2017/03/16 5:47:00

※怖い話が好きな人にとっては物足りないかも知れません。
今から話す内容はフォンデュが知ってる話です。実話かどうかは分かりません。
長文になります。最初の話は前の投稿でも話した内容です。

とあるカップルが車で山登りをしに行きました。
そして時間が経ち、周りも暗くなってきたのでカップルは山を下ることにしました。
下ってる途中口喧嘩になってしまい、男のほうは女を車から降ろさせて一人で下山してしまいました。
ある程度下っていくと、やはり女をこんな山におくわけにはいかないな。と思って引き返しました。
引き返すと女は泣いた顔で立っていて、取り合えず車に乗せて、落ち着くまで幾つか話をしてやりました。
女の笑顔が戻ってきたので最後になにか話してやろうと怖い話をしました。
「幽霊ってな、生きてる人間とは逆のことするんだぜ。例えば、バイバイってするとき、手のひらを見せてやるだろ？幽霊は手の甲を見せて手を振るんだ。」それを聞いた女は「ええー？そうなの、面白ーい！」と手の甲を合わせながら拍手をしていました。

ある家族の話です。
父親と母親、一人の娘がいました。
けれど娘が小学生ぐらいの頃に父親が病気で亡くなってしまい、母親は娘の学費などのために朝から晩まで働きました。母親はクタクタの体で帰ってきては娘にご飯を作ってやり、家事が終わると寝て、またすぐ朝起きて仕事へ。
それがずっと続いたころ、とうとう母親の体に負担がきてしまい病気にかかってしまいました。医者に聞くと「もう長い命ではないですね…。労働のし過ぎで体が限界を越えています…。」と告げました。
それから数日経ち、娘は親戚の家に引き取られることになりました。
母親はそのときに自分で作ったお守りを持たせて「いい？本当に辛くなったとき、これを開けなさい。」と言いました。
母親は亡くなり娘が高校生になると、男子がカバンに付いてあるお守りをいじり始めました。
「なんだよそれ、古くさいな」「そんなもんとっちまえよ」
そう言われ続けた中、一人の男子がお守りの中に何かあるのかと開けようとしました。
娘は抵抗しましたが力負けし、男がお守りを開けてしまいました。
しかし中に入った紙を見て男は腰を抜かしました。
娘がその紙を見ると…
「娘へ……死ね。」
……母親は娘のせいで亡くなったことを怨んでいたのかもしれませんね。

とある娘とおじいちゃんのお話です。
おじいちゃんは小さい頃から病気を持っていて、もう亡くなる。と医者に告げられていました。
娘はいつもおじいちゃんの側にいてあげて世話をしてあげていました。
そんなある日、医者が「今日でおじいさまは…」と娘に話しました。
娘は最後に何かしてほしいことがあるかとおじいちゃんに聞くと、「****…」
歯がないのでよく聞き取れず少し近くに寄って耳をすませました。
「オドッテ…」そう聞こえた娘はなんだ？と思いましたがすぐに、昔習っていたバレエを見たいんだな。と理解しました。
しかし、数十年もやっていないので「ごめんね、おじいちゃん。私はもう踊れないの。」と言うとまだ「ｵﾄﾞｯﾃ……ｵﾄﾞｯﾃ……」と言っていました。なんだろう？と思いもっと耳を側にやると…「カワッテ……カワッテ……」とはっきり聞こえました。
当時の娘はよく分からなかったけど、年を経ておじいちゃんも亡くなり、よく考えてみると…「私が死ぬのをお前と変わってくれ」ということだったのかもしれません。

ここからは俺の母の話になるんですけど、母親はホテルで仕事をしていて夜勤の人がいなかったら変わってあげてるんですね。
ある日夜勤で仕事をしているとき、天井の裏に物置があるんだけどそこに物を取りに行くように言われて、部屋の中に脚立を持って行きました。
そして天井を開けて顔を覗かせようとしたとき、絶対に今見ては駄目だ。と体が止まったらしいです。
仕事だからしなきゃ。と自問自答しても今見たら絶対にヤバイ。と。
結局物を取れずに、数時間経ってから行くことにし、再び行くと、さっきまでとは嘘のように顔をひょこっと覗かせれたようです。
…絶対にヤバイと思ったときに顔を覗かせていたら、もしかしたら見てはいけないものを見たかもしれないですね。