ハッピーハロウィン( ・∇・)

#ULOGハロウィン
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ULOGハロウィン企画に参加させたいただきました、くろねこらいふです。
こんな感じの企画に参加するのは、初めてですね······。

インフルエンザになったせいで、今38.5℃です。なので、誤字脱字とかあるかもしれませんが、そこは鼻で笑い飛ばしてください。

まあ前置きはさておき、小説部門に参加したので、書きます。


僕の魔女


10月31日は、あの世とこの世が繋がる日。
人も、お化けも怪物も、この世界に紛れ込む日。

人間はそれを「ハロウィン」と言う。

ハロウィンを知ったのは、僕が生まれてから一年がたとうとしたときだった。僕の飼い主のまおちゃんは、その日不思議な格好をして笑っていた。

黒い三角の帽子、星のついたステッキ、そして黒いワンピース。

動く度にふわりと舞うその服は、いつも人間が着ているものとは全然違った。興味津々で見ていたのがわかったのか、彼女は言った。

「きょうはね、はろうぃんなんだよ!」

ハロウィン、大人の人間が最近使う言葉。僕はその日、ハロウィンを知った。

彼女の不思議な格好は「魔女」だというのも教えてもらった。魔女は魔法を使う女の子のことらしい。そしてさらに、魔女は相棒に真っ黒な猫を従えてるんだと。

「のあはきょう、まおのあいぼうだからねー!」

僕はその日一日、まおちゃんの相棒になった。

残念ながら『完全室内飼いの猫』でついていくことはできなくて、窓から僕の魔女を見ていた。

僕はその日から憧れを持つようになった。その憧れは、今でも消えることはない。なにせ、それを叶えるために今ここにいるのだから。

僕の夢、それは魔女の相棒になること。


魔女の相棒になることを夢見たあのとき、開いたままの窓を見つけ、思わず外に飛び出した。

初めて見る外の世界には知らないものがたくさんあった。

ここならきっと、僕の魔女を見つけられる──そう思って早一年。僕は二歳になった。

未だ僕の魔女は見つからない。


今日は10月31日。魔女を探しに、公園のハロウィンパーティーを覗くことにした。

そこには仮装をした子供たちがたくさんいた。吸血鬼、ゾンビ、ジャック・オ・ランタン······、もちろん魔女もいる。

少し遠くから子供たちを眺めていると、後ろから足音が近づいてきた。

振り返ると、遠くに黒いワンピースの少女。

手には星のついたステッキ、頭には黒い三角の帽子。そのどれもが見覚えのあるものだった。

「ノアっ! ノアーっ!」

間違いない、僕の飼い主のまおちゃんだ。一年前と同じ仮装をした、まおちゃんだ。

外の世界に飛び出してから、なにか違うと思ってた。

今やっと気付けたよ。僕の魔女はもういたんだ、僕の夢はもう叶っていた。

『ただいま、まおちゃん』








ちょっとクサいですね······。

くろねこらいふ


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