即興で書いた小説を晒してみる・第二弾※台本風※

小説 台本風 日記?
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最高ランク : 353 , 更新: 2015/08/18 6:27:51

優しい笑顔でお客さんやスタッフさんにお辞儀をしている姉。
それを作り笑いで見ている僕。

周りから見て、今の僕はきちんと笑えているだろうか。
笑顔が崩れてはいないだろうか。

不安な気持ちのまま、番組は進行していく。

姉「皆様、初めまして。久保 心火の姉、久保 聖火と申します。今日はよろしくお願い致します」

姉はそう言ってぺこりと頭を下げた。
お客さんからは拍手が聞こえる。
姉は少し照れたように笑うと、お客さんからは可愛い、などの声がかけられて、姉がまた照れくさそうに笑っていた。

恥ずかしそうに笑う姉は、いつもとは違う感じで、僕が言うのもなんだけど、綺麗だった。
ずるいくらいに、可愛くて、綺麗で、心の中にモヤモヤしたものが渦巻いていく。

姉は小口さんに促され、僕の隣に座った。

姉「久しぶりね、心火。また身長伸びた?」

優しく、いつもとは違う声色で話しかけてきた。
僕は内心戸惑いながらも笑顔で答える。

「うん。ここ一ヶ月で7cmくらい伸びたかな……」
姉「そうなの……。やっぱり男の子なのね。簡単に私を追い越していくんだから」

少し悲しそうな声で言われる。
僕は苦笑いで「しょうがないよ」と、姉さんの肩を撫でながら言った。

姉「そうよね……いつかは抜かされると分かっていたのに。それが、思っていたより早かっただけよね」
小「えーっと……そろそろ、この番組の本題へ入っていっていいですか……?」
姉「あら……ごめんなさい。久しぶりに心火に会えて少しはしゃいでしまったのね。どうぞ、進めてくださいな」
小「は、はい。では、呼びかけてみましょうか。Czystaさーん!」

小口さんが呼びかけると後ろの大きなモニターと目の前にあるTVの画面が切り替わる。
中には僕が所属している事務所の大先輩が写っていた。

Czystaの人たちが挨拶をするとスタジオの中が黄色い声で満たされる。
僕が登場してきた以上の声で応援しているのが、ちょっと悔しかった。

?1『……今日は俺たちの後輩みたいだけど、三人もいるか、これ』
?2『慎太だけでいいような気がするんだよね』
?3『いやいや、俺流石に一人で二人を抑えるのは無理だよ』

上から順に山居正宗さん、稲里太郎さん、黒村慎太さん。
あと他に二人いるけど、今日は来ていないみたいだ。
三人は仲良く話しているけど、ちょいちょい笑いをはさんでくる山居さんと黒村さんはさすがだと思う。

ちらりと、姉さんを盗み見てみると、懐かしそうに三人を見ていた。
なんでそんな顔をしているのか聞きたくて、話しかけようと思ったけれど、スタッフさんに言われて先輩たちがいる部屋へ僕たちは移動し始めた。



________________
はい。
この前書いた即興小説の続きですね。
書き終わったので途中まで晒してみることにしました。

相変わらず暗めの小説ですいません。
第一弾と第二弾を合わせると、ここまででルーズリーフ一枚と半分位の文章量になります。
下書きはそこまで長くないのですが、PCで打ち込むとどうしても長くなってしまいますね。

次からは読みやすさを重視して、少し短くしようかと思います。
打ち込むのが遅いので、次がいつになるかわかりませんがよろしくお願いします。




あ、そういえば。
16日の日に桃狩りとやらに行ってきたんですが、桃の種類って色々あるんですね。
びっくりしました。
その色々な種類の名前も教えてもらったのですが、自分はそこまで記憶力がいい方ではなく『おどろき』という種類しか覚えていません。

その『おどろき』っていう種類の桃は自分的に固くて好きですね。
でも、自分的には桃よりぶどうの方が好きなんですけどね(^^;


少し長くなってしまったので今日はこのへんで。
ではでは(ヾ(´・ω・`)





黒幕 彼方

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