私物語~私が始めた理由~
最高ランク : 2 , 更新: 2019/02/20 3:48:49
「好きです‼︎」
「俺も実は好きだった」
現実(リアル)ではそう簡単には行かず
「好きです!」
「は?ムリ」
とも行かず。
「好き」すらも声にだせやしない。
それに、可愛げのない関西弁。
なんど、少女マンガのような恋に憧れたことか
そして、なんど嫌いな人に気を使って生きてきたことか
いっそ、誰も私を知らない世界に行きたいと思ったことか
_____________________________________________
一年前。小学五年生
その頃、私のクラスでは「占いツクール」と言うアプリ・サイトが流行っていた。
私は自分のスマホではないが、スマホがあり始めてみようかと思い始める。
恋の相談でもいい。何でもいいから理由をもらい始めてみたかった。
だが、クラスで嫌われ者の私は特に誰からも話しかけられずただの日々が終わっていくだけ。
そんな日々のとある日。
「バトン貸して~」
私はバトンクラブであり、クラブの日。
六年生が話しかけてきた。
何コイツチャラ⁈
と心の中で思ってしまい「イヤです」とすぐさま断った。
また次の週の水曜日。前に貸してと言ってきた男子が私に近づき、私のフルネームを言ってくる。
「はッ⁈何で…名前」
「〇〇に聞いたねん。あの、夢春(仮)ちゃんのクラスの野球しとる子ね」
と言ってくるが私は心の中でそーじゃないでしょょょょょょょよ!!!!!!!!!!!!!!!
と叫んだことを今でも覚えている。
そして、気付いたらアイツに惚れていた自分がいた。
アイツを見かければ目で追っていた私。
気づけば6年生のあいだで広まっており、ブチ切れた日もあり楽しかった日々。
だけど、楽しい日々も束の間、もう卒業式が迫っていた。
私の学校は、卒業式は6年と5年が出ることになっており、私達も出ることになっているのだ。
卒業式の日は泣きそうになった事、そして、明るく送り出したことも覚えている
それから、私が6年になり夏が来る。
アイツの友達に占いツクールをしょうかいしてもらいやりはじめた。
私はやり始め気づけば学校から帰ってくるとこれを見てしまうようになっていた。
それから夏が過ぎて2019年1月。
私が転校することを知りアイツを呼び出し、勇気を出し
「好きです!」
と言った。答えは分かっていて覚悟はできていたはずなのに「ごめん」と言われ涙が止まらない私がいる。
「そう、だよね」
苦笑する私。
そして、私はアイツに手紙を送った。
『森山 春樹へ
ありがとう
今も大好きです。』
と。
さよなら。とはあえて書かなかった。
そして、未だ私はアイツに惚れている。
終わり
:*(〃∇〃人)*:
黒髪の白雪姫❄️🍎
2019/02/20 21:34:31 違反報告 リンク
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