. もしも、あの日(小説) .

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最高ランク : 72 , 更新： 2016/09/28 9:46:35

「後悔」って言葉は嫌いだ

でも、それがどうしてかわからない

なんで嫌いなんだろう

「優也?」

我に返るとそこは見慣れた教室と幼なじみの顔

「どした?ボーッとして」

「別に...なんでもねぇよ。」

俺の名前は守本優也
高１

「なーによー。素っ気ないな」

隣にいるのは幼なじみの藍原梦(ゆめ)

五歳のときに東京に引っ越してきて
たまたま隣だったのがコイツ

昔から人懐っこくてみんなから好かれていた

俺はというと無愛想であまり人は近づかない

それに不満を感じたことなんて無かった

もともと一人のほうが.....

いや、違う

なぜか
一人になりたい

梦とも仲良くなりたいなんて思ってなかった

どうしてだろう

いつからだろう

もうひとつ疑問なのは...

俺が東京に来る前の.....

記憶がないこと。