. もしも、あの日2(小説) .

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登場人物
守本優也→無愛想。幼い頃の記憶がない。
藍原梦→優也の幼なじみ。人懐っこい

本編↓
目が覚めたときには東京にいて

気づいたら記憶が無かった

でも、不自由はない

だからあまり気にしてこなかった

「そういえばさ!明日、転校生来るらしいよ!」

靴を履き替えながら梦の話を聞く

ほぼ毎日、梦と帰ってただ梦の話を聞く

それが俺の日常

「ふーん、男?」

「噂によると女の子!」

今は１学期後半

中途半端な時期に来たな

女子ならそんな興味ないけど

「残念だよねー」

「なにが?」

「男子だったら優也の友達になったかもしれないのにさぁ」

...友達....ねぇ。

確かに梦と一緒にいると付き合ってるって勘違いされることは多い

梦のことを考えるなら友達つくったほうがいいのかもな

こいつは俺が１人でいることに不満を感じてるらしい

優也は優しくて友達思いなのに
何回も聞いたこのセリフ

「...心配すんなよ。俺は別に１人でもいい」

「なんでそういうこと言うかなぁ。私は優也の良さをわかってほしいの!」

なんでこいつがムキになるんだか。

「わかったよ。友達できるように努力しますー」

「ん!よろしい」

このときの俺はまだ知らなかった。

転校生の存在が俺の未来を変えることを....