黒を成す者−クロノワール考察小説−

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最高ランク : 4 , 更新： 2022/10/23 9:39:07

叶編第二章−見知らぬ誰か−

「痛い…………」

目が冷めたのは中世の教会

知らないけれど、見慣れた光景だった

何故か気持ち悪い

頭が追いつかなくなっている時に唐突な寒さに襲われる。

僕の手には赤薔薇が3本握られていた

不思議に思いながらも、何故か僕は緊張していた。

すると体が勝手に動いていく、

なんだろうと思っていると

教会のドアが開いた

そして入ってくる白髪の吸血鬼

あれは誰？

覚えているはずだが頭から出てこない

何故か愛おしく感じる

白髪の吸血鬼は此方へと距離を詰めてくる

だが僕の身体はこのまま立ち尽くしている。

ある程度距離を詰めると白髪の吸血鬼は落ち着いた声で

僕の名前を呼んだ

「始めようか叶」