なんか思いついた小説2
恋愛妄想小説 男視点最高ランク : 24 , 更新: 2015/05/02 8:06:55
「ただいま〜…」
玄関で最近買い換えたピカピカのローファーを捨てるように脱ぎ、
背中に背負っていた無駄に重たいリュックを担ぎ直し、深いため息をつきながら自室へ移動した。
「はぁあ〜…」
辛いこと、悲しいことを全て吐き出すように
深く 深く
…なんでそんなに病んでるのか、って?
そんなの、決まってるだろー…
「彼女が付き合って1年の記念日忘れてんだよっ!
今日なのにっ」
「うぉ、どうした急に」
俺が机をダンッと叩きつけると、兄貴の遊星がビクッと肩を揺らす。
なんで俺の部屋のベッドに寝転んでるのかは、この際気にしない。←
「おい、遊星!
聞いてくれるか!?
今日彼女が…」
「付き合って1年の記念忘れてんだろ。」
おぅふ…さすが遊星。
「そうなんだよ〜、なんで彼女なのに忘れてんだよ…くそッ」
「逆になんでおめぇは覚えてんだよ。
野郎のクセに女々しいし、きめぇぞ。」
遊星はポーカーフェイスでスマブラしながら、俺を平気で傷つける。
「でもよ、遊星…
彼女なのにおかしくね?なんで覚えてねぇんだよ。
普通女っつぅのはさ、こういう記念日ぜってー覚えてるモンだろ……」
「お前、少女漫画の読みすぎ。」
「でさ、放課後デートとかしちゃったりしておそろいのペアリングしたり、ジュースにハートのストローいれて二人で仲良く飲んだり…」
「乙女か。」
ぐぬう…
俺が真剣に相談してるっつーのに、冷静にツッコミなんかしやがって…
俺が拳を握りしめていたら、遊星はゲームをやめ
「お前さぁ、彼女になんの願望抱いてんの?
彼女だって屁ぇこいたり、小便したりする普通の人間だぜ。」
「やめろ!!」
俺は耳を手で塞ぎ、遊星の声を全く聞こえない状態にした。
「おい、流星…」
「あーあー、キコエナーイ」
「小学生かよ…」
ん?今なんか遊星にあざ笑われたような……
クソ、なんか悔しい。
俺は耳を塞いだまま、
「あの子は屁なんかこかねぇよ!
あんな天使みたいな子がするわけねぇ!!」
部屋に響くくらいのデカイ声で叫んだ。
エコーが聞こえた気がした。←
「お前、さっきからバカ丸出しだぞ……
まぁ、いいや。俺風呂入ってくるわ。」
遊星は何かを言い残し、俺の部屋からでていった。
「遊星の野郎…いちいち腹立つぜ。」
遊星が風呂から出てくるまでずっと耳を塞いでたせいで、
彼女からのLINEがきていたことに気づくことはなかった。
あざますです!!
続き(まだどういう風になるのかは決まってないけど)頑張ります!
無表情バジル@抹茶同好会
2015/05/03 0:18:34 違反報告 リンク
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