拗らせた男の施しからしか得られない栄養がある

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載せる絵がマジでねえから昨日描いたらくがきを貼っておくか

今スターリングラード(1993)の脚本原案の方が映画をベースにちょっとパラレル入れて書いてるノベライズ Stalingrad: The Loneliest Death(英語タイトル ドイツ語めんどくさいから書きたくない) を、一周目で細かいところほぼ拾ってなかったんでちゃんとメモを取りながら読み返しているのですが
9章(ちな全90章くらいある)まで読んだ感じ、ハンス少尉とロロ軍曹の関係性が今のところ最も濃いな……となっています。いや全体的には少尉はフリッツ伍長という別のキャラとかなり濃いんですが、ここからマジであの二人以外考えられんくらいにもってけるのか!?と心配になるくらい少尉と軍曹がやばみ 頭時間なるで
少尉は戦争で英雄になることに対してある種の憧れを抱いてる騎士道精神を大事にしてる前線経験のないお坊ちゃんで、軍曹は平時もあまり豊かな生活を送れてなくて精神も荒んでる口の悪い古参兵なんですが
軍曹はそんな偉そうにしてる貴族様な少尉が気に入らなくて、前線へ向かう貨物列車の中で少尉を怒らせたろうと、俺はお前が初出陣で死ぬ方に賭けるぜ!!とちょっかいをかけるわけですよ ここは映画にもあったので全人類ご存知だと思いますが
で、映画だとここは少尉は不安げにキョロキョロするもんで軍曹の言葉で傷ついてる感があるんですが、小説だと少尉はその失礼な態度にもかかわらず怒ることも懲罰を命じることもなく頷くばかりなので、軍曹はその冷静さに逆に面食らってしてやられた気持ちになってしまうとあります。軍曹はどうにかして少尉のツンとすました態度を崩してやりたいと思うわけで、この後も嘘をついてまで少尉の言うことやること否定してくるんです。
更にこの後線路がパルチザンに爆撃されて列車がめちゃくちゃになるんですけど、軍曹は瓦礫の中で呆然と立ち尽くして攻撃にも気づかずにいる少尉の元へ行き、その身を強引に地面へ伏せさせます。少尉は相変わらず上の空なので軍曹は肩を激しく揺さぶったりダメ押しに頬を張ったりして正気に戻します。状況をうまく呑めてない少尉が「部下が僕を殴った!?どうしよう、彼に罰を与えなければならないのか」と言いたげに眉を顰めるので、軍曹は嬉しそうに笑って「私を軍法会議にかけてもいいんですよ」と煽るんですよね。少尉はそんなことはしませんが。
何????????
その割には軍曹は少尉というか上官の命令には忠実なんですよ、この後パルチザンが潜んでる村に潜入するんですけど、少尉が伍長と軍曹にお前らが先に行って偵察しろと命令すると、伍長は躊躇するけど軍曹は文句一つ言わず従うんすよね。お前は何?(まあ映画でもそういう奴ではある)
でそこで遭遇した武装親衛隊兄貴が泥酔してて頭おかしくなってるので相対ざま軍曹を殴り始めるんすよ。そこで少尉が間に入って叫ぶんですよ、「俺の部下に手を出すな」って。俺の部下に手を出すな????????? 俺の部下に……俺の部下!?俺の!、!??!??!??お前の??????????
いや 実際部下なので何一つ変なことは言ってないんだけど、そいつはほんの先日お前にバリバリに対抗意識燃やしてきて隙あらば余計な暴力まで振るったのに、そんな男にも「俺の部下」って言って守ろうとする少尉、そういう姿をした天使なのではないか?軍曹もさすがにこれには絆されたのかこの後しばらく余計なことを一切しません。愛だね。あとこの武装親衛隊兄貴は二人にこのホモ野郎!つって消えていきました。そうなんだ。
ちなみにこの後初めての伍長少尉の濃い絡みがあります。それもめでたいよね。この辺の少尉はちょっとイカれちゃっててかわいいんですが後日伍長少尉特集がしたくなったらその時にでも書こうかね
もう一個ヤバいのがスターリングラード近郊に着いた時のシーンで、少尉率いる小隊は合流先の大隊が基地にしてる場所へ向かうために塹壕の中を進んでいくんですが、そこで少尉と一緒にいた軍曹が「おいイワン!俺はここにいるぞ!」と叫んで銃撃を誘うんですよ。少尉はもちろん「何をするんだ!お前は狂ったのか!?」と混乱するんですが、軍曹はそんな彼の手に今の銃撃でその辺に落ちた(そこまで描写されてなかった気がする)銃弾を握らせ、「幸運を呼びますよ」「あなたが賭けに負ける所は見たくないんです」と言ってニヤリと笑うんすよね。このやり取りのせいで歩くのが遅れて2人揃って伝令に叱られます。
……………………(クソデカため息)
軍曹お前ーーーーー…………めんどくせぇ男!!!!!!!!
そういえば私は1回読んでるからネタバレするけど、ここから2ヶ月くらい経ったくらいのシーンで少尉たちがどっかの家かなんかに潜伏するんですけど、家を去ろうとする軍曹に少尉はなんも言わんでスルーして、伍長が去ろうとするとその時は「君には死んで欲しくない」と泣き落としをして止めようとするというくだりがあります。軍曹振られてんじゃねーか

〜完〜


ここまでで既に一記事で許される気持ち悪さの量を上回っていると思うんですけど、トップガン マーヴェリックを観たので感想を書くね
久々にいいエンタメ映画を観たって感じで個人的には大満足です。一作目の時点ですごかった空戦シーンが更にパワーアップしてて臨場感がすごかった。雪の戦場はやっぱりロマンだよね。
雪と言えばアイスマンさ……お前〜〜〜!!!!お前……お前ーーーーーーーー!!!!!
これ以上言うとネタバレになるのでやめます。
今作はマーヴェリックとその子世代の話なので、一作目では自分のアイデンティティを探して迷走していたが故に破天荒で孤高だったマーヴェリックは、今作では一貫して誰かを守るために破天荒をする男になっています。この成長描写は30年の時の重さを感じさせるものがありめちゃくちゃ好きです。そして若い頃のとんがり故に失ってしまった(と本人は思い込んでる)最大の友との因縁とも決着をつけるんやね……具体的に言うとグースの息子なんですが
自分が何も持ってないと思ってるからこそ率先して大切に思う人の盾になるマーヴェリック よすぎるよな……それとは関係ないけどアメフト(ラグビーでは?スポーツに興味無さすぎてどっちなのかわからん)のシーンはなんか涙が出た、みんな本来ただの若者なのにこれから死ぬような任務に駆り出されるのかぁというアレ(おセンチオタク)
好きな男の話していい?ハングマンっていう子世代トップガンの中でも不敵な実力者な男がいるんですけど、こいつすっげーーーーーー好き。彼は若い頃のアイスマンを彷彿とさせつつそこまでアイスマンではない、なぜならアイスマンは気遣いができるし、高慢なように見えて冷静に最善の選択を選ぶことができる男だから。ハングマンは偉そうな上に気遣いができないし我が道をいきすぎて危ない……!笑(そういう意味では昔のマーヴェリックの方に似てるかも?) なんかこの人マジで 好きな子のことをいじめる小学生メンタルでルースター(グースの息子)につっかかってて愛しい。でも気遣いができない分素直でもあるのでルースターが実力を認められたら素直に祝福するし戦果を挙げたら一番喜ぶんですよ、ちょっと、可愛すぎないか? いい加減にしてくれ。ネタバレだけどラストもこいつが全部持ってく。いい加減にしろ。好きだ

〜完〜


さすがに疲れたので終わります。6月になったらフリークスアウトが地元でやるので絶対見てフランツに狂う予定です。お前らに幸多からんことを

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