【Natures】第9話「真政府」

お知らせ Natures 小説
今日:1 hit、昨日:3 hit、合計:514 hit

最高ランク : 20 , 更新: 2020/12/03 9:13:19

「ううっ…!!」



泣き崩くずれてしまった彼女に、私はきっぱりと告げた。



「…それは、人間は悪くありません。」



「…何言っ「悪いのは政府です。」?!」





私は話した。突如現れた者達によって、世界の国々は抑えられ、

その者たちの集団「真政府」が世界を牛耳ようになった事。

長年解決出来できなかった紛争や貧国を、彼らはいとも

簡単にー世界の文明を超えた力ーで解決してしまったので、

世界の誰も「真政府」に抗おうとしない事。



「そしてあの戦争で人間達は「真政府」によって召集されて、
戦わされたのです。「そんな無理矢理…」と、さすがに反対する人達も
居ましたが、その場で…。」



ー彼らにも、家族が居たんです、貴方と同じく…。なのに、無理矢理…。



「…だから何?それでもアンタは、…何も!」



「…。」



確かにそうだ。私が生まれたのは、戦争が終わった4ヵ月後だ。

だから、何も失ってはいない。

ーでも。



「確かに私は何も失ってもいません。…だから、私は行きます。」



「何処へ?」



「両世界を救う手掛かりを。」




ー何も失っていないからこそ、何か出来ることがあるから。

しょぅゆ。


投稿を違反報告 / ブロック



突如とつじょ 抑おさえられ
↑テイルが言ってるのこれだと思う(他にも何ヵ所か)
真政府....世界の文明を超えた力.....チーター



2020/12/03 9:04:35 違反報告 リンク