*見て来た彼へ
フォロワー お知らせ 小説最高ランク : 10 , 更新: 2022/09/19 7:34:20
※注意!
・思い付きで書いたPART2
・当然のように駄文
・矛盾点疑問点ありすぎて困った(´・ω・`)
→以上万事OK!って方のみお読みください。
批判は受け付けないよっ
「大戦における両陣営の国および中立国の軍人・民間人の被害者数の総計は5000万〜8000万人、当時の世界の人口の2.5%以上が被害者となりました。 」
荘厳な聖堂にて、スーツを着込んだ一人の男性が告げる。
後ろ側にも何名か男性が立っており、所々傷跡が目立っていた。
「これらには飢饉や病気の被害者数も含まれています。」
重苦しく告げる男性の目の前には、聖堂の像をただ見上げ、
その場にいる全員がスーツであるにも関わらず唯一軍服を着た男。
「―――…そうか」
その男は動じもせず、淡々と静かに言い放った。
「やっと、終わったか。やっと……。」
「はい。そして……この後、国際連合が設立されます。」
そう言葉を吐く男に、男性は躊躇うように告げる。
季節は大戦の夏から秋へ。
今この時、大戦への反省を踏まえ、平和な世界をつくろうと
一つの組織が設立されようとしていた。
「つきましては、新たなる“誕生”、貴方様にご出席していただきたく…」
冷や汗をかきながらそう告げる男性に、
目の前の男は乾いた笑いをこぼす。
「…戦争の痕が数多、そして永遠に残るオレに“平和”を見ろと?それは皮肉か?」
「っ、そのつもりはっ……!」
慌てたように言う男性へ男は振り向き言う。
「いいよ。今のは冗談だ」
「は…、」
「そんな顔すんなって。」
――やっと、こうやって「ジョーク」を言える時代が来たんだ。
その言葉に男性はうつむく。
「…我らの愚かな行動で、貴方様の身体に今二つもの傷跡をつけてしまったこと、誠にお詫び申し上げます」
そしてそのまま一礼をした。
それに倣い、後ろの男性達も一例をする。
「……人は、本当に愚かだ。今までだって、いや、誕生の日からずっと…争わずにはいられない。でも、争いの後には一時の平和だ。争いなくして平和はない。実に最高の皮肉だと思わないか?」
男性は顔をあげず黙り込む。
「戦争は、古代から続き更新されていく発明だ、兵器だ。そして“平和”は現代の発明。けれど、兵器にはならない。だからこそ脆く弱い。束の間の平和を何度も超えて、今日ようやく生まれるならば」
男は歩み寄り、男性の肩へ軽く手を乗せる。
おそるおそる男性が顔をあげれば、男は笑っていた。
「実に見る価値があると思わないか?」
そのまま男性を通り過ぎ、後ろに居た者達に
さぁ行くぞと告げ聖堂の外へと出る。
一人ぽつんと残された男性はしばらく呆けたあと、
困ったように頭をかいた。
はるか昔から存在し、幾度の争いを見、
その都度出来上がる平和を見て来た彼。
その身体には見てきた分の争い痕が刻まれていたことを
忘れたことはない。
まだ新人時代、初めて見て大きく動揺していた自分に
「大袈裟だな」と笑っていた彼の偉大さ、
そして自由さには本当に頭があがらないものだ。
「…えぇそうですね、とんでもない価値だ」
ぽつり呟き、男性も後から聖堂を出て行く。
永きに渡って人の起こす出来事を見守ってきた彼。
そして今生まれようとしている公共の“平和”。
「“歴史”よ、願わくば貴方に」
――これ以上の傷痕が、出来ませんように。
ァァァ泣けます、、、、、
歴史さんに幸せあれ、、、、、
チキン南蛮
2022/09/19 9:10:46 違反報告 リンク
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