*ドア越しの
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※チューーーーイッ!!!
・思い付きの駄文なう
・相も変わらず創作です
・幼少期の社会さんへ歴史さんに「Good boy」ならぬ
「Good girl」と言う歴史さんのイケメンが見たい(今回に関係ゼロ)
・忙しい(死にかけ)
・ファーッッッ(死にかけ)
・続くかわかんない☆
「―――、」
大雨が降りそそぐ中。
「――だ、」
その雨音をかき消すかのように、必死な子供の声が響く。
「―やだ、」
いやだ!!!!!!!!!!!
「やだやだやだ、連れて行かないで!離して!ねぇ!!!待って、待ってよ…Daddy!!!!」
大人達に手を引かれ、少年は大雨の中それに抗おうとする。
そして手を伸ばす先には、一人の青年がいた。
「ねぇ、どうして?どうして!?!?!どうして止めてくれないの、止めてよ、助けてよ!!!!!」
つい先ほど、自分にマスケット銃を向けて来た青年に助けを求める。
銃を向けて、殺そうとして来た彼。
それでも…それでも、自分にとっては"父親"なのだ。
走って、
この手を取っ払って、
それで抱きしめて、
頭を撫でて、
名前を呼んで。
その思いを必死に叫ぶが、青年が動くことはない。
その隣では、心配そうに少女がこちらを見ていた。
「やだ!行きたくない!!!オレ、オレはまだ……!」
引かれる右手、伸ばす左手。
どうにかして解こうともがくものの、
大人と子供では力の差が歴然。
段々と開いていく距離。
無言で連れて行こうとする大人、
無言でそれを止めない家族。
「―――………!?!?!?!」
しかしふいに、
「(笑っ、た……?)」
その青年が、父親であるハズの存在、
その口角が、吊り上がったような気がした。
「……なんで、どうして…?」
その言葉はとうとう大雨に掻き消され、
それを最後に青年と少女の姿は視界から消えた。
「なーに、ま~だ拗ねちゃってんの???」
ドア越し、金髪を短く三つ編みにした男性がため息まじりに呟く。
「うるさい!放っておいてよ!!!!!」
そのドア越しから、木製のドアが震える程に声が響いて来る。
それにやれやれと肩をすくめながら、男性は言った。
「はいはい放っておきましたわよ坊ちゃん。…それで?放っておいた結果まだその期限を先延ばしにするつもりかしら???」
「………」
「こう言うのもなんだけど、後回しにしたって何も解決しないわよ~。」
あえておチャラけた雰囲気で諭す。
こういう時、怒鳴ったり低い声で喋ってしまえば誰でも気分を害する。
それは長年生きて来た彼にとってよくよく分かり切った事で。
「日本語の出身地では"逃げるが勝ち"、なんてコトワザ?があるけど。それと同時に"限度"も知らなきゃ。じゃないと大人になれないよ」
「……大人になることが、別れることなら、オレは大人になんかなりたくないよ」
ドア越しに、弱い声が帰って来る。
「(そうとう参ってるわねぇコレ)」と内心思いながらも、
ここは彼が拒む"大人"の対応を嫌が応でもせねば。
「生きてれば"別れ"なんてたくさんあるもんさ。オレ達も人間も、皆等しく寿命がある。神様だって、死ぬときもあるでしょ?」
「……だからって」
弱い声のまま、ドア越しに声が響く。
「だからって、何で今なの?別に、もう少し、後でも…」
「"別れ"はいつだって当然よ。そう、いつだって……」
ふと、男性の脳裏に在りし日の光景が浮かぶ。
緑の草原、その中で日差しを浴びながら優しい声で歌い微笑む君。
少し暗い一室、その中で急がしながらも弟を大事に思うアンタ。
「皆、辛いけど、知っている。そしていつか体験しなければならないこと。…アンタも、わかってるでしょ?赤子ですら、生まれてすぐ母親と別れることだってあると。」
―――それは果たして、母親が死んだからか、養子に出されるからか、
はたまた赤子自身が死んだからか。別れはいつだって突然なのだ。
「今ある出会いを大切にするのが、一番いいのよ。」
音が鳴りやまない戦場、その中で剣を向けながら皮肉に笑うお前。
新しい命の誕生に湧く、その中で"あの頃"のように笑う子。
どれもかれもが、鮮明に脳裏で浮かんでは消えていく。
「オレは…」
「まっ、アメリカンがどうするかはアンタの好きにすればいいわ。オレはオレでやるべきことがあるしぃ?」
くる、とドアに向いていた体の向きを軽やかに変える。
「嫌がっても、段々"大人"になるんだから。一人で選択すべき時、いつまでもそのDaddyとやらにおんぶにだっこでいるつもり?」
「…そんなつもりはないよ、自分で決めれる。でも、でも……」
きっと彼も迷っているのだろう、でも、それだけじゃないことは確か。
その悩みの中に隠れる怒り、悲しみ、憎しみ、驚き。
それらが渦を作り、答えを隠しているのだ。
「いつまでも未練を引きずるなら、そうすればいい。アンタがその選択に、後悔ナシならね。いいんじゃない?"やって後悔"より"やらずに後悔"の方が後悔は大きいって言うし。」
「……っ」
「お兄さんの言葉を受けてどう思うか。心がどう揺らぐか。自分にきちんと向き合わなきゃ、多分アンタの中に渦巻く"それ"は一生答えを出してくれないよ」
じゃあお兄さんは帰りまーす、とそのまま反対に向けた足で歩き出す。
「おい」
「はぁい?」
歩いた先の曲がり角で、一人の男性にバッタリ会う。
「アイツは」
「どうもこうもないわよ、手がかかるったらありゃしない。」
「そうかよ、役に立たないお話をどうもありがとう」
「かっ可愛くない…」
思わず顔をしかめる。
しかしそれに対し特に怒るわけもなく、
目前の男性はフンと鼻で笑った。
「ご生憎様、オレは可愛く生まれたつもりなんてないんでな」
「ぐぅ……」
うっと鼻で笑う表情が目に刺さる。
「と、ところであの子は?」
「…平気そうに振る舞ってるが、明らかに元気じゃねぇ。カナディアがついているものの、アレじゃしばらく立ち直らないだろ。まったく、派手な決意振り回しておきながらなぁ」
「あのね、皆アンタみたいにタフじゃないのよ」
「あ"???」
「ほらまたすぐそーやって睨みつける――――!!!!!」
ギャーギャーと首を振る。
この子の睨みはとても強い。
隠居してなおこの強さとは誠に恐れ入る。
「…フラン」
「んっ?」
「……何かあった時、アメリカンの味方になれるのはフランス語、きっとお前だけだ。頼りにしてるぞ」
「――――――そう。」
真面目な顔で話す男性に、
フランと呼ばれた三つ編みの男性は静かに返した。
「………うぇ」
「初期英語アンタね、少しぐらい隠しなさいよ」
「オレは無理しないタイプなんでな」
「いやどの口が言う!?」
「うっせ、お前にこんな言葉吐くなんて、もう二度と言わね」
「あーはいはいホンット可愛くないんだから!!!!」
フランス語お兄さん……イケメソじゃないっすか……。
私も歴史さんの幼少期社会さんへの「Good girl」現場見たいです()
イカノシヲカラ
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最後のセリフのやり取り好きだなぁ…w
「可愛くない」が何回か出てくるけど、
このセリフ好き(*^ω^*)
꒰ა✞継澪✞໒꒱
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んぐぅ好きです....フランス語さんがイケメンで泣けます;;
改めてみると君語彙力ありすぎでまた尊敬したわ
お皿
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フランス語さんイケメンやん、、、
てか毎回文すごくね??(語彙力どしてん)
普通に小説とか軽々と書けそうやねw
文才が羨ましいっ
🙄🙄🙄
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イカノシヲカラ
突然見たくなったんだ…w
英語さんほどではないだろうけど絶対発音良い()
紫月さん
ホント可愛くないっ!!!!!(性格上仕方ないさ☆)
ノレム
料理も上手いし美味だし高身長だしねw
もっと褒めてくれてもいいのy((
猫音ちゃん
そうかな、長編だと結構弱いんだけどね…(経験者)
しょぅゆ。
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語彙力の海だぁ……((
人間じゃないけど人間くさい好き()
あたおかほっとこーき
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