【あんスタギャグ小説】トルコ行進曲オワタ\(^o^)/（ニキめる）

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最高ランク : 21 , 更新： 2021/09/05 5:32:45

皆さんおはにちばんは、酔風です
この間見かけたこの曲に笑わされたのでニキ×ひめるでパロ小説を書きました。
ギャグでしかないけど、一応びえるなのでお気をつけて下さい。
メルゥが実質出てないですが。

ニキめるなんか見たことないって？
ウチも無いですよ！！
つか燐ニキ燐とか、ひめこはひめとか、燐める燐が強すぎるんだよ。
もはや公式が同人誌。
ニッキーとメルゥの絡みが特に無いのも原因かな…？
このギャグ小説で皆が笑顔になりますようにはぁと。（）

あ、充電器はチャージスポットに置き換えて書いてます。
あと色々ニキっぽくしてたり、情景描写大量に追加してるので原曲の歌詞と齟齬あったらごめんね。

本文↓

「ﾃﾚﾃﾚﾃｯﾃﾚﾃﾚﾃｯﾃﾚﾃﾚﾃﾚﾃﾚﾃﾚﾃﾚﾃﾚﾃﾚｯ♪」
燐音くんに勝手に設定された目覚ましの曲で目が覚めた。
タラコなんたら曲……とか言ってた気がするけど、名前覚えてないや。
僕がボンヤリした頭でベッドの横の時計を見ると

とんでもない時間になっていた。

「アァァァアアア！！」
すぐ近くにあった多分洗った服を着て、菓子パンを両手に抱えて外に出る。
今日はひめるくんと出掛ける予定だったけど、今の僕に髪と服に気を配っている余裕は全く無かった。
なのに今日は何故かやたらと女の子たちに絡まれるし、向かい風で早く走れない。

それでもなんとか頑張って、駅にたどり着くことができた。
（今ならまだ間に合うっす！）
疲労と空腹でフラフラだったけど、代わりにちゃんと間に合うから良しとする。
いつも使ってるカバンから定期を取り出…………せなかった。
「定期が無い！ついでに財布も見当たらない！」
中身をひっくり返しても出てこなかった。入ってないんだから当然だ。
全身の血が無くなったみたいに寒気がするけど、立ち止まってる場合じゃない。
売店で買ったカロリーバーをかじりながら、今来た道を全速力で戻る。

急いでいるのにこんな時に限って信号全部引っかかったし、何回も靴紐が解けて、無駄な時間がかかってしまう。
（間違い無く遅刻っすよぉ！）
つくづく運の女神様に見放されていると嘆きながら、僕は必死で脚を動かした。

「そうだ！連絡を……」
ひめるくんは頭良いから、きっと僕が遅刻する可能性も考えてるはず、とお尻のポケットから携帯を取り出す。
今連絡すれば時間の調整が効くだろうと思いながら、電源ボタンを押した。
しかし反応がない。
何度押しても、再起動してみても、画面は真っ暗なままだ。
（コレ電池切れてるっすね！！）
画面だけじゃなくて、なんだか目の前まで真っ暗になったみたいだった。

（初デートなのに！あぁぁああ、なんて言い訳をすれば……！？）
もう一度駅に向かいながら、僕は良くない頭で必死になって言い訳を考える。
取ってきた定期で改札を抜け、一段飛ばしで階段を駆け下りる。
ホームには丁度電車が来ていて、すぐ近くに扉があった。
これならギリギリ間に合うかも！と思い駆込もうとしたら、

目の前で閉まっちゃった。

ショックで震えながら電光掲示板を見ると、次の電車は10分後。
どう考えても間に合わない。
待ち合わせ場所に着いた時のひめるくんの呆れ顔が、すごくハッキリと頭に浮かんでしまった。
どうしよう、僕めちゃめちゃ格好悪いじゃないっすか。

電車が来るまでの10分で連絡出来ないと、ひめるくんが帰っちゃう。
駅中に公衆電話があったはずだから、それを使おうと急いで探して回る。
あと5分になって、どうにかトイレの近くで見つけられた。
とんでもなく疲れたけど、心底ホッとした。

これで一安心、と財布を覗くと、あのよく残る小銭が一枚も入ってなかった。
そう言えば昨日、小銭邪魔だから燐音くんに交換して貰ったのを思い出す。
仕方ないから近くの売店に入って、菓子パンを買ってお札を崩した。

用意できた小銭を手にして、電話番号を入力しようとした。
そこでふと気がついた。
（僕、ひめるくんの電話番号覚えてないっす……。）
今どき連絡先の交換なんて、いちいち番号使ってやり取りしない。
なんなら自分の番号覚えてない。

（大切な初デートで遅刻するとは思わなかったし、初デートじゃなくても遅れたくなかったっすよぉ〜……。）
ひめるくんには通じないだろうけど、なんて言い訳したら良いんだろう。

さっきまでの努力が全て消えたショックで倒れそうだったけれど、倒れてる暇は無かった。
もう待ち合わせの時間になってるんだから、とにかく行くしかない。
僕は急いでホームに戻って、電車に乗り込んだ。

ようやく待ち合わせ場所、〇〇駅の銅像近くに着いた。
もう約束の時間は何分も過ぎてるけど、ダメ元でひめるくんを探す。
（なんか今日、人多いっすね？）
銅像の近くにはいつもより沢山の人がいて、なんだか賑やかだった。
もしかして女の子たちが、ひめるくんを見て集まってたりするのかなと思って、近くを歩き回ってみた。

でもやっぱり人が多すぎて見つかる気がしない。
すると、近くのコンビニに充電器の自販機があるのに気がついた。
（そうだ、コレでひめるくんに居場所を聞……いや謝るのが先っすかね。）
携帯に差し込んで、メールを確認してみた。

■RAIN
HiMERU
すみません、急用ができたので行けなくなりました。

（僕ぁ一体、なんの為にここまで来たんすか！！）
決してひめるくんを責めているわけでは無いけど、やり場の無い怒りが湧いてくる。
携帯を落としそうになるのを堪え、充電器を返す場所を探す。
本当に僕、なんの為にここまで来たんだろう……と、思ったのは、お日さまが真上を過ぎた頃だった。

家に帰って玄関で崩れ落ちると、燐音くんが駆け寄ってきた。
本気で心配してくるから、多分大丈夫っすと言っておいた。
その後問い詰められて全部言わされたけど、コレだけは本当に大事だなと思ったから燐音くんにも言った。
「それで一つ学んだっすよ。燐音くんも、充電はちゃんとした方がいいっすよ。」

その話をこはくちゃんにもメールでしたら、「オワタ\(^ο^)/やな」って言われた。

おしまい。

流石にニッキーにオワタって言わせるのは解釈違いだったので、スレとか見てそうなはくちゃんに言わせました。
ニキめる増えないかな。
ニッキーとメルゥどっちも好きなんですが、二人の絡みがないので、pixiv知識だけで沼ってる、とメルゥの情報が抜けてたりしてヤバいんすわ。
知識の欠落は本当困る。
そろそろ勉強しようかな……。
んじゃ、またね。