【小説】まな板の上の鯉

あんスタ 小説 題の意味→読めば分かる。
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皆さんおはにちばんは、酔風です

ザナス「レイン、今日の校外学習どうだったのよ?」
レイン「足が、死んだ……です。」
酔風「明らかに『です』後づけじゃんか。ほら生きろ〜。」
ザナス「まぁでも、ウォークラリーが無くなったのは、不幸中の幸いね。」
723「ウォークラリー、一日に2回あるとかふざけてんのかって。この大雨がありがてぇよ。」
レイン「そのおかげで足が水浸しになったんですけどね!」








本題くん「イノシシのキーマカレー行き先で食べたんだけど、美味しかったなぁ。そんなに臭み無いんだね。」










_人人人人人人人_
> 格ゲーパロ?小説 <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄

またあんスタ小説書いたよ。
何これ。(自分で言うな)
技設定とかはまた今度。

〈格ゲー的能力が使える時空の話〉
〈ロイドもクレビも戦える事を前提としているのでご注意下さい。そこまで小説内で表現出来なかったのが悔しい……。〉
〈いつも通り、ニとマがメイン〉
〈格ゲーパロってなんだよ〉
〈ESの警備&対策が緩め〉
〈のっと腐敗〉






















ほんへ













それは、この世界では当たり前のこと。
この世界では、4割ほどの人間が『技』を使う事が出来る。格闘技のようなものから魔法じみたものまで、その種類は多岐に渡る。例えるなら格闘ゲームのようなものだ。

「ヒロくんのバカァ!もう口聞かないから!」
「待って欲しいよ。僕はまた何かしてしまったのかな?」
「早い早いちょっ、追っかけて来ないでよ!『ハートダウト』ッ!」
共有スペースに響く二人の声。
捨てられた犬のような顔をして藍良を追う一彩。その速度と表情のギャップに若干の恐怖を感じた藍良は、技を放って足止めをする。そんないつもの様子を見守りながら、ニキとマヨイは昼食を作っていた。

炊き立ての白米に具を入れて握るのがマヨイで、湯気をあげる具沢山の豚汁を作るのがニキ。
作業台の上には、ほぐした鮭や昆布、おかかなどの瓶が並んでいる。時折米の熱さのせいか、か細い悲鳴のする中握られたおにぎりは、どれも食べやすい大きさに作られていた。もう寿司桶に盛られていた大量の米は全ておにぎりになり、大きな皿に積まれている。
「あの、椎名さん、お米ってまだありますか?」今作った分だけでは足りないと判断したマヨイは、桶を両手に持ってニキに声をかけた。
「まだたくさんあるっすよ。盛るんで、桶こっちに頂戴。」
右側から一周するようにして振り返ったニキは、小皿を置いて両手を差し出した。桶を渡そうとマヨイが手を前に出したその時、何かが割れる激しい音が二人の耳を貫く。

それはちょうど、藍良たちが他のメンバーを呼ぶために居なくなった直後の事だ。細かく粒状に割れた窓ガラスの方に、黒ずくめの服にサングラスとマスク、キャップで顔を隠した男が現れた。その手には包丁とバールが握られている。
「しっ、侵入者ですよ椎名さん……!」取り落としそうになった桶を寸前で掴んだマヨイ。そのおかげで、素早く棚の影に隠れた二人はまだ見つかっていない。しかし、この狭いスペースではものの数分で見つかってしまうだろう。
「刃物持ってる相手に立ち向かって勝てるのなんて、燐音くんと弟さんくらいっすよぉ……。」何故今に限って居ないのかとニキはため息をつくが、そんな事をしても彼らはやって来ない。二人はどうすれば良いか、考えを巡らせた。
そうしてふっと顔を上げたマヨイは、耳元で思いついた方法を伝える。
「天井裏に隠れてやり過ごすのはどうでしょうか?その間に連絡すれば、警備の方が来てくれるかも知れません。」それに頷いたニキは、相手がこちらを見ていない事を確認するため、顔を前に向けた。

天井板を外し終え、終わったことを伝えようと視線を下に向けたマヨイ。しかし、そこにいる彼は侵入者を鋭い目つきで見据えていた。
「椎名さん、どうしたんですか?」肩に手を添えてそう声をかけると、彼はくるりと振り返った。しかし、その目には怒りが映っている。一瞬声にならない悲鳴を上げたが、直感でそれが自分に向けられている訳ではないことにマヨイは気がつく。
じゃあ一体、と彼の視線の先を見ると、先程作った料理が床に散乱しているのを見つける。
「燐音くんほど強くないっすけど、時間稼ぎくらい出来るから。だから……ちょっとお仕置きさせて。」
そう言った直後、ニキは標的の前に飛び出して行った。

突然目の前に躍り出た青年に驚いた侵入者。しかし直ぐに持ち直し、雄叫びを上げてニキに襲いかかった。
「うぉぉぉおお!」憎悪のこもった唸り声と共に、手にした刃物が向けられる。天井裏で警備員に連絡をとるマヨイが感じたのは、喉を締められたような苦しさ。スマホを持つ手が震えた。しかしそれと同時に、彼なら大丈夫だと言う予感がしていた。

その予感通り、青年に傷がつくことは無かった。包丁は青年ではなく、突如現れたまな板に突き刺さっている。
動揺する侵入者に、ニキは
「包丁は人に向けるもんじゃ無いっすよ。」と言い放った。そしてその瞬間、巨大なフライ返しが手に握られる。

どこからともなく現れたそれらの調理器具は、ニキの技の一つだ。召喚魔術のような物で、呼び出せるのは目にした事のある調理器具のみだが、その大きさについては自由自在に変えることが出来る。
「なっ、なんで!?椎名ニキが技を使えるなんて聞いたこと……。」突き刺さった包丁を抜き取った侵入者は、新種の生物を見たかのようにめを丸くする。

姿勢を低くして、滑り込むように距離を詰める。そして向けられた攻撃をかわし、背後をとった。そうすればもう、心配は要らない。
右手側に大きく左腕を伸ばし、その逆方向に思いっきり振る。その手に握られたフライ返しが侵入者の胴体を強く叩き、数十センチほど吹っ飛ばした。その拍子に侵入者は武器を取り落としたらしく、ガラガラと金属が落ちた音が響く。

その数秒後、赤い髪の兄弟と警備員が、ドアからなだれ込むようにしてやって来た。その後ろには青い顔をした藍良や、不安そうな表情をした巽とHiMERUも立っている。
召喚した調理器具を消したニキは、その方に向き直って
「あ、お疲れ様っす〜!」と笑って、敬礼のポーズをする。
マヨイはそのあまりの変わりように目を瞬いたが、その後すぐに、込み上げてきた笑みを堪える事になった。
だって彼は、あの天城燐音を探し出して捕まえたり、その技を受けたりしているのだ。あんな侵入者、簡単に取り押さえられるだろう。
その事実に気がついたマヨイは、しばらく彼らの顔を見ると笑ってしまうようになったとか。



おわり







バトル書くの楽しい!!!!

じゃ、またね。

酔風


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なんだこれ…神小説じゃないですか…人物設定知らなくても面白いとか…神作者はその壁すらも超えるのか…

Keroron
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ケロ>>
滅茶苦茶ほめられた!ばんざい!
他界隈の人に面白いと思ってもらえるとは……書いて良かった♪(*‘ω‘ *)
軽く紹介すると〜、
ニキ……闇の深い陽キャ。料理人兼アイドル。ご飯大好き。
マヨイ……卑屈が服着て歩いてるようなDK。アイドル。小さな子や可愛い子と、オカルトが好き。
藍良……イマドキ感溢れるドルオタDK。アイドル。クォーター故に距離を置かれており、あまり友達がいなかった。
一彩……謎すぎる村からやって来た天然DK。アイドル。兄の燐音が好き。それとレモンとシルバーアクセが好き。
燐音……謎すぎる村からやって来たあと、ニキの家に住み着いた暴君。アイドル。アイドルと弟(一彩)、ピザが好き。
巽……心の広さで仏を凌ぎそうなDK。聖職者兼アイドル。紅茶が好き。
HiMERU……高校生とは思えない色気と心の壁が凄いDK。アイドル。秘密主義でアイドルらしさにこだわる。コーラとラムネが好き。
こはく(出したかったけど無理だったキャラです)……京都弁の可愛いDK。アイドル。藍良の昔のネッ友。
って感じかな。


酔風
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