二次小説の試し読み的なもの

あんスタ 小説 冬を告げるアルカナ
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最高ランク : 13 , 更新:

皆さんおはにちばんは、酔風です

(雑談略)







いやぁ〜、タイトル通りなんすけど。
まだ色々書かなきゃならんことあるのにこれやっててすんません。許して。
あんスの二次小説書いたから試し読みしてほしい……あとで全文上げるけどそこでは話せないので語りをこっちで載せるので……試し読み見て……。
ちなみにクレとロイです。
また新ユニかよと思うかもですがご愛嬌ってことで。
てか話逸れるけど皆ロイドじゃなくてアルカとかアルカロって呼んでるん?知らんかた。でもロイドでも通じるからたぶん両方使われてる?
話戻ります↓
試し読みは、序章(長い)と終盤の前段階です。個人的にこの辺がサンプルで載ってたら嬉しいなぁって範囲を載せてるつもり。
序章長くする癖があるので長いっす。
本当に長い。
序章のみでも全然構わないけど、どんでん返しがあるタイプの話は一コマで良いから、その辺りのサンプルもほしいなって思ってるので終盤もつけてます。

内容ですが、まずクレビが探偵やってる世界線です。あと天城兄弟以外は、ロイドとの面識がない状態で始まります。
つまりは完璧にパロディで幻覚。
主軸はシリアスですが、合間でギャグを挟む癖があるので、ちょっと急展開かも知れないですな。
ラブはしないけど距離感は近いですね。あと多分ウチ、たー先のキャラが未だによく分かってないっす。
以上、注意事項と内容。
では本文へ、ご〜ご〜。













『冬を告げるアルカナ』
作/酔風
この作品はフィクションです
二次創作が分からない人、公式の人に見せないこと。
また、無断転載はしないこと。
ルールと界隈の平和を守って、楽しい二次創作ライフを♪










今日の新聞の一面は、この言葉で彩られていた。
「怪盗アルカナの挑戦状」
どの新聞も一様に同じ言葉を記し、同じ人物について述べている。それはもう、少し滑稽なくらいに。先日、近年世界中で話題沸騰中の怪盗、アルカナの新たな挑戦状が届いたのだという。その標的は、今度とある資産家が開くパーティでお披露目予定の宝石。
ブリリアントカットによってより光を増したその宝石は、海よりも深く鮮やかで透き通っている、と持ち主が自慢げに語っていたものだ。
今まで彼らアルカナが盗めなかったものはなく、持ち主は彼らに対抗できそうな四人の探偵を呼んだ。その探偵たちは、自らを春花屋と呼んでいる。

秋の穏やかな日が照らす昼下がり、住宅街や商店街、個人事業の事務所が混在する普通の町。大きくはないが駅も近くにあり、それなりに便利な町。レトロ感もありながら、それでいて錆びつくことのない鮮やかさを感じる町並みだ。
そんな風景に似つかわしくない、ちょっとくたびれた事務所らしき建物が、町の片隅にある。そこから、この物語は始まる。
「ちょっと、燐音くん!何考えてるんすか、この依頼内容ムチャクチャっすよ!?」
「あ?よく見やがれ馬鹿ニキ。ここの謝礼金がいつもと桁違いだろ」
「いやいやいや……それはいつもの仕事が大したことなかったり、僕らが無名だからっしょ?全然違うっす!」
春花屋の事務所兼自宅では、二人の男が言い争っていた。灰色のしっぽ髪を揺らして抗議するのは、家主の椎名ニキ。それをビール片手にあしらう、赤毛の男は天城燐音。この二人の争いはいつものことだったが、今回は一味違う。
「ご飯と泊まりにかかるお金が自費ってどういう事っすか!?」
丸いちゃぶ台をバシバシと叩き、依頼書を燐音の顔に突きつけるニキ。その書類の「必要経費」の欄には、確かに交通費以外の文字が一切ない。
それで謝礼が今の金額では、大食いのニキの食費は賄えない。その上、まだあと二人仲間がいるのだから今回の出費はかなりの痛手になる。
だからニキはこうして息を荒くして騒いでいるのだ。しかし燐音の顔を見て、彼は口をつぐんだ。
「確かにこんなんじゃ足りねェよ。確実に赤字だ。普段ならンなケチな依頼者なんか相手にしてねェ。」
顔に押しつけられた依頼書を剥がし、何やら思いつめたような表情をする燐音。それから数秒間が空いて、彼はもう一度言葉を紡ぐ。確固たる目的を持っているとき特有の、静かで熱い声で。
「確かめなきゃいけない事がある。このチャンスを逃したら、次はない」
ニキに彼の抱える疑問とやらが分かるはずもない。そりゃあ、言ってくれないから。けれど、それでも良かった。
ため息をついて、仕方ないっすねぇ、と言うニキ。その顔には諦めや呆れはなく、ただ柔らかく見守るだけだ。こうしてため息一つで今回の件も許されたのである。

その頃、パーティー会場のある京都は、観光客とアルカナに興味津々の野次馬でごった返していた。そんな紅葉舞う都へ向かう新幹線での事。とある四人の若者は、他愛もない話をしたりガイドブックを広げたり、トランプをして楽しそうに過ごしていた。

一方、探偵たちはといえば華も何もない夜行バスの旅である。その理由の全ては節約のためだった。勿論、夜行バスを快適に過ごすコツなど知らない赤と灰の二人は、翌朝錆びたロボットのような挙動をするはめになった。
「なんでメルメルはンな涼しい顔してんだァ……?」
そう問われた水色の髪の男は、
「HiMERUは完璧なので」と得意げに答えた。事前の下調べはしていたものの、そこからより快適に過ごせたのは四人目のおかげなのだが。
そんな最後の探偵、桜河こはくは現在、ニキと二人で早くも甘味を求めて街へ向かっている。おぼつかない足取りで二人を探そうとした燐音は、ふらついて誰かとぶつかってしまった。その拍子に転ばせてしまった少年に手を差し出すと、
「痛〜い……えぇっと、お兄さんも観光?気をつけてねェ」彼はそう言って手を取り、立ち上がる。よく見るとキャップの下に隠された彼の髪は金色で、目は若葉のように澄んだ黄緑色だった。
(随分と日本語流暢だし、ハーフか?芸能人とかなれそうなくらい美人じゃん)
燐音が目も手も離せずに立ち尽くしていると、少年は眉をひそめた。
「ナンパなら、悪いケド俺男なんで。手、離して下さァい」そう言い残すと、彼は手を振り払って人混みの奥へと行ってしまった。
「……あれ、そういやメルメルは?」
我に返った燐音がふと後ろを振り返ると、さっきまでいたはずのHiMERUの姿が見当たらない。どうやら燐音は、一人来たことのない町に取り残されたらしい。

〜〜〜〜〜
この後も藍良やその仲間と遭遇し、親交を深めつつ調査を進める春花屋。
そしてついに始まるパーティー。
四人の無名探偵はアルカナの犯行を読み解き、食い止めることができるのか?
そして、燐音が言うチャンスとは何なのか?
〜〜〜〜〜

切り裂かれた大量のトランプが床を覆い尽くしている。そしてその中心には、裏返したかのように真っ赤なトランプが、萎れた薔薇か落ちた椿のように捨てられていた。それは、雪原で血を見たときのように鮮やかで痛々しく、美しかった。
ぺた、と座り込んでしまった燐音の目には、今見えているものと違うものが見えている。
それは、一生消えることのない過ぎた記憶。
「ひい、ろ……」
今見えているそれと酷似したその記憶は、燐音の罪を表す。

〜〜〜〜〜
物語が終わる時、怪盗アルカナは冬を告げる。
〜〜〜〜〜

つづく




以上、試し読みでした。
長え。
たぶん本文もナチュラルにとんでもなく長くなります。まだ書き終わってないから何とも言えませんがな。
再来週くらいに本文が上がることを期待してくだされ……。
それじゃ、終わります。
またね。

酔風


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文章が読みやすくてすごい…………!!!!!

しぇるふぃあ。(芦原晴)
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しぇるふぃあさん>>
ありがとうございます……!!!!!
小説書くときは情報量を増やすようにしてるので……読みやすいって言ってもらえて嬉しいです(//∇//)


酔風
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