文楽見てきたんだけど解説してた人くっそイケボでした。

雑談
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更新: 2019/12/14 1:32:58

今日は文楽見てきました。

めっちゃ良かった!!

私立通ってる人がみんな行かされるあれなんだけど、マジ良き。
席も真ん中左よりの3列目。3列目だよ??! もうね、迫力がすごかった。

まず人形の動きがね、本当にめっっっちゃなめらかなの。
いや、文楽ってそういうもんだろ当たり前だろ?って言われそうだし自分でも思うけど、本当にね、すっごかった。

マジでお七っていう女の子の悲しみが伝わってきた。

あと、白い紙ふぶきで雪を表してたのも良かった。

光があたってるのもきれいだったし、踊るようにくるくると落ちてくるのに思わず風の海と魔性の子の冒頭場面を思い出しました。(まだ心が蓬莱に帰ってきてない)


あと解説してくれる人の声くっそ好きだったんだけど。顔も良いし。
まじかっこよかった。好き。


2つの演目を見たんだけど、その2つ目の演目についてちょっと語りたいです。



流罪になった男が、夫婦二人を一緒に都に帰すために「都に残した妻も死んだ。もう、自分はこの島に残っていいから、お前たちは一緒に都へ帰れ」って言ってたった一人で島に残ったんだけど、

船が島を出たあとも船の方をずっと追いかけて、船がいよいよ遠くなって見えなくなってもそちらの方角をずっと眺めているところで幕が下りる、

っていう話でした。


終わりの方に男が高い岩の上で行ってしまった船の方を見ながら「こんな寂しい孤島で一人死ぬのか」と嘆く場面があります。

この嘆きを、「かっこ悪い。都への未練なんて捨てて気持ちよく送り出してやれよ」って思う人もいるかもしれないけど、私はこの嘆きがあるからこそ、男の良さがあるんだと思う。

『華胥の幽夢』の中で青喜の言葉に「欲のない人が誘惑に乗らないのは普通で、それに魅力を感じながらも自分を律していられる人の方が立派です」というものがあったけれど、まさしくそれだと思う。

悟りを開いている人が、自分を犠牲にして彼ら夫婦を都に帰すのは、すごいけれど、悟っているということはその選択での苦しみはそれほどではないと思う。

もちろん悟りの境地に至るまでは大変だっただろうし、立派な人物だと思うけど、そういった悟った人がその行動を取るのは言ってしまえば当たり前のこと。
だって、その人は悟っていて都への未練なんてないんだから。

でも男はそうじゃない。都に帰りたいと望む普通の人だ。

その都へ帰りたいと切望する普通の男が、みすみすそのチャンス(それをのがせば一生帰れない)を逃し、善い行いをする、だからこそ私はこんなに感動したんだと思う。

そして、その姿に勇気づけられる。彼が自分と同じ普通の人だから。

雪華


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2020/02/23 21:13:17 雪華 3

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まっって、まって!!!! みんなスペクタクルpさんって知っ...
2020/01/26 6:38:56 雪華 1

とりあえずこれ聞いて欲しいんですけど、 https://www.youtube.com/watch?v=HHS0-...


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2020/01/25 21:49:49 雪華 1

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