友添峻希 おすすめ本 とある飛空士への追憶 (ガガガ文庫)

友添峻希 おすすめ
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更新: 2018/11/21 0:44:06

友添峻希 おすすめ本 とある飛空士への追憶 (ガガガ文庫)

その中で少しずつ互いに惹かれ合い、しかしあと少しでいなくなってしまうという状況が二人の恋を掻き立てるのです。しかも彼らは身分が違い、シャルルはファナを「無事」に送り届けることが任務でもあるなど二人の間には数多くの障害が立ちふさがります。

彼らの旅の結末はいったいどうなってしまうのか、シャルルの選択には思わず胸を打たれます。愛の物語であり、そして悲しい別れの物語に思わず涙がでることでしょう。
泣ける純愛小説の傑作
現代風の文体でひと続きに描かれた「愛する人の死」と「小説」をめぐる6編の短編集です。短編集の軸は小説家の主人公、治とその恋人について描かれた3作品「柿緒Ⅰ」「柿緒Ⅱ」「柿緒Ⅲ」で、その間に小説家の治が書いたであろう3作の短編小説が挿入されているという形になっています。独特な文章で最初は戸惑いますが、読み進めていくうちにその世界観に引き込まれます。愛が心に染みる小説です。

治が書いたであろう短編「智依子」はASMAという虫が体に住みつき臓器を食い荒らされて闘病中の智依子と、その恋人の拓也のやりとりが拓也の視点で語られる短編です。愛を伝えることについて考えさせられところが魅力的な話です。

人は好きな人が死に瀕していたら相手のために何ができるか、何を言ってあげたらいいかと考えると思います。でも自分が相手にどうして欲しいか、自分が相手に何を伝えたいかが大切でそれが愛することだと、話全体を通して訴えかけられます。はかなく美しく余韻の残る物語です。

友添峻希 おすすめ本 とある飛空士への追憶 (ガガガ文庫)

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