04 /title 深夜コンビニ
#クロノス・ダイバー #気付いたら部屋に幽霊がいました #小説最高ランク : 8 , 更新: 2023/06/06 5:31:16
※駄文注意
※前回→不登校高校生の部屋に気がついたら幽霊がいてなんやかんやで未練解消手伝う事になった。
…コンビ二。
皆、一度は聞いたことがあるだろう。
24時間営業、コンビニエンスストア。俺みたいな夜中に生きる人間の味方である。
…現在時刻明朝3時半。暗い夜でも明かりのついた自分の部屋で、俺は一人考えていた。
…もうすぐ朝になる。ならそろそろ眠るべきか。そう思ったのだが…
…急に腹が減ってきた。
そう、この時間帯になるとたまーに腹が空く。理由はわからないが腹が空くのだ。
そういう時は大概何も考えずコンビニに行くのだが…
「ねぇねぇ?どこに行くの?」
「…コンビニ」
…厄介な事に、今はこいつがいる。
ついさっきから部屋に居座っている幽霊。名前もよくわかっていない。それなのに、未練解消手伝えだとか、私と一緒にいてくれるだけでいいとか。訳がわからん。頭おかしいのか。
…いや、そもそも幽霊が部屋にいるってことが非現実的なのだ。うん、俺は夢を見ているはずなんだ。そうなんだ。
「…あぁ、そうだ。」
と、ふと思い出したことを、忘れないうちに聞いておくことにした。
「…お前、名前は?」
「…ん?…あー…そうだな〜…」
と、名前を聞かれた彼女は少し顎に手を当てて考えている様子。自分の名前を名乗るのにそんなに考える必要があるのだろうか。
…と、考えているうちに、彼女は答えを返してきた。
「…大妖精。私の名前は、大妖精」
「…明らかに偽名だろ。それとも下の名前が?キラキラネームってやつか?」
「…誰がなんと言おうと大妖精なの。それ以外は教えてあーげない。」
と、彼女はそっぽを向いてしまった。…自分の名前を教えることの、何がそんなに嫌なのか。
「…はぁ…」
俺はため息をついて、椅子から立ち上がる。
それから、部屋のハンガーにかけておいたジャケットを羽織り、部屋の扉に手をかけた。
「…コンビニに行くの?」
「…それがどうかしたか?」
「ううん。なんでもない。」
「…そうか。」
…と、それだけ言葉を交えて、俺は部屋を出た。
…静かな家の階段。俺はそれをゆっくりと降りる。それから、廊下を歩いて…靴を履き、家の扉に手をかけて…開いた。
…俺は一歩一歩、真っ暗な夜の世界に歩を進める。
…この感覚も何度目だろうか。もう慣れたが。
そんなことを思いながら、ふと横を向いた。
「…。」
「…?」
「…。」
そこには、冷や汗を垂らした大妖精が宙をふわふわと浮いていた。
「…嘘だろ。マジで。」
俺は額に手を当てて、ため息をついた。
え!続きが気になりすぎる!
まぢで文才あんの羨ましすぎる
分けろこの野郎~!
しおん @ だいえっと
2023/06/06 5:49:17 違反報告 リンク
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