07 旧友

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※駄文注意
※お話はタグで統一されてるのでそこから過去回を見てください
※一回投稿消した理由？望んだお話を作れてなかったからだよ！

…昨日、コンビニに行った。
その時起こった原因不明の頭痛。それがまだ引っかかる。が、正気を取り戻したらすぐ止まったし、あれから一度も頭痛は起こっていない。
だから、もう気にする必要もないか。…そう思うことにした。
…そして…
「…昼…か。この時間に起きるのは珍しいな。」
窓から差してきた光によって目が覚めた。そして俺は時間を確認する。時刻は午前十一時。生活習慣が壊滅している俺が、この時間に目覚めるのは珍しい。
それから一度、ベッドから体を起こしては、辺りを見回した。大妖精は何処にいる。そう思いベッドの横を見てみると…
「…Zzz…」
「…幸せそうに、寝てるな。本当。」
ベッドの横で宙に浮きながら、体を横にして眠っている大妖精を見つけた。幽霊が眠るのか。そんな疑問にはこう答えよう。あぁ眠る…と。
…さて、どうしたものか。この時間に起きるのは珍しい。やることもあるわけじゃない。なら何をすべきか。二度寝？昼食を摂る？…まぁどちらでもいいのだが。
…そう言えば、気になっていた漫画の新刊が出ているはずだ。書店は昼間にしか開かないから、今まで買っていなかったが。
通販を使おうにも、手数料やら配達料金など払う必要が無いものを払うことにイラついて、そのまま買わずにいた。であれば、これは好機だ。
俺はベッドから体を起こしては、寝巻きから服を着替え。それから出かける準備をして…大妖精に黙って外に出ることにした。眠ってるところを起こすのも気がひける。
…それから家の外に出て、市街地を歩き出した。自転車やバイクなどは持ってないため、近くの本屋まで徒歩で行くしかない。
こうして街を歩くのも久しぶりだ。いつぶりだろうか。こんな風に街を歩くのは。
…なんだか、嫌な思い出を思い出す。
…外を出歩くのは嫌いだ。昔、虐められたことを思い出す。学校に行く途中の俺を連れて、俺のことを財布のように扱って。
…本当、嫌な思い出を、思い出した。