08 旧友2

#クロノス・ダイバー #小説 #気付いたら部屋に幽霊がいました
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最高ランク : 7 , 更新: 2023/07/12 20:13:28

※駄文注意
※因みに、数話掛けて一話一話を作っているので、話数多いように見えて実は少ないです(現在配信中→幽霊 深夜コンビニ)
※前回のあらすじ→前回の投稿見ろ((





…あれは友だったと言うべきなのか。
…いや、友ではないなにかと形容すべきか。
俺が不登校と化す数年前の話だ。…昔から、俺に付きまとってくる奴らがいた。
そいつらの付き纏いは、小学校を卒業し、中学校に入っても続いていた。
「…おい」
「…なんだよ。用がないならどっかいけ。」
「…違えよ。用があるからお前に会いに来たんだからな。」
「…なんか用か。」
「…ちょっと付き合えよ。やりたいことがあんだ。」
…そう言って、そいつは一日俺を振り回して、挙げ句の果てに俺を金蔓のように扱い、そして今はもういらない。そう思ったら解放して捨てる。
そんな奴らに、俺は振り回されてた。
…そんな奴らの中で一番強い位置に居たのは、あいつだった。いつも俺のことを誘い、振り回して、捨てるのは、そいつだったんだ。
名前は、春色玲斗。大人しそうな印象を受ける黒髪のショートヘア。だがそんな姿見とは違う、荒い気性をいつも見せて来ていた。
俺はそんな奴に、大体月1から2回程度。酷い時は3、4回振り回されていた。
…地獄だったさ、あぁ地獄だった。
やりたくもない遊びに付き合わされて、一日中振り回されて。俺の金まで使い込まれて。
最悪でしかなかった。色々、買いたいものがあるから、小遣い貯めてたりしたのに。
金がない。そう言ったら言ったであいつは俺の事を殴り倒してくる。それから一通り俺の鞄を漁り、金を見つけたら用済みと言わんばかりの目で見つめてくる。
…思い出すだけで、苛立ちと、それを凌駕する不快感を思い出した。
「…あぁ、クソ…」
俺は額に手を当てつつ、住宅街の一本道を歩き続ける。
…嫌な事を思い出した。忘れてればいいものを思い出した。
高校に入ってからはそいつと会ってなくて、何だかんだ楽しく生活できてて。…まぁそれでも不登校になっちまったけど、それでも、忘れてればいい事だったんだ。こんな事。
こんな辛い、最悪な記憶は、思い出は。忘れ続けるに限るから。
…そう、思っていた最中だったんだ。
「…あ」
「…あ、お前…」
…住宅街の道を歩いていると、再開してしまった。
…春色玲斗に、俺はまた出会ってしまっていた。

Chronos・Diver #時間の潜行者@復帰


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おひさ 。
2024/03/13 15:30:04 Chronos・Diver #時間の潜行者@復帰 4 4

んば 、ど ~~~ も 。 こうして話すのも何時ぶりかしら ネ 。 何ヶ月も放置してた...


年末だし少しくらいは
2023/12/30 1:38:41 Chronos・Diver #時間の潜行者@復帰 5 4

定期生存報告。俺。参上。 とは言っても書く内容何も無いんですけどね。うん。 ...


#55「よぉ、久しぶり。」
2023/11/24 3:05:45 Chronos・Diver #時間の潜行者@復帰 6 7

まさか……反転術式か! 正ッ解ッ! なんて茶番は置いといて。 どうも私です...



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