蜃｡蠎ｸ縺ｪ諢５

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最高ランク : 11 , 更新： 2022/04/17 18:01:09

女性目線

終わりがあるのなら、始まらなきゃ良かった。

飾らない笑顔でありきたりなキスをして。
僕らには蜃｡蠎ｸなラブストーリーが丁度いい。

今日は、病院の検査結果が出る日だ

「ただ日中の暑さで少し倒れただけ。大丈夫だよ。」
そう言っているのに、彼は「だめ。しっかり検査して来て。」そう言って半ば強制的に病院へ連れていかれた。

医師に検査を勧められ、彼に言われるがまま、大袈裟だと思いつつも受けた検査。

どうせ大したことはないんだろう。
検査が終わったら駅前のケーキ屋さんで、彼が好きなケーキでも買って帰ろう。

いつも通りメイクを終わらせ、いつだかの誕生日に彼に買ってもらった日傘を差して外へ出た。
彼がこの傘をプレゼントしてくれた時のことを思い出しながら、少しにやける私。

病院に着いて早々、いつもの待合室ではなく病室に呼ばれた。
今日はあまり混んでいなかったのかな、人はいつも通りたくさんいたような気がするのだけれど。
あっ、検査結果を聞くだけだから早いのね。

「失礼します。」
そこには、パソコン越しに眉間を寄せながら難しい顔をしている医師がこっちを見ていた。

その後、私は言葉を失った。

半年？長くて一年……、、

理解が出来ず、思わず笑ってしまった。
けれど、、もうすぐ秋なのだろうか。秋の冷たい雨が頬をつたった。

帰り道、その驚きを落ち着かせようとスマホを開く。メールを見ると、彼とのやり取りの途中だった。

《今日は検査が終わったらケーキを買って帰るね。それと、家に帰ったら伝えたいことがあるの(照) 私》

《ケーキか、いいね。僕、チョコレートケーキがいいなあ、君も好きだったでしょ？伝えたいこと？仕事が終わったらすぐ帰るね。僕》

そんな会話で終わっていた。
本当は、自分の口から「全然大丈夫だった」と言う報告をするつもりだったけれど。

まさか、こんな報告になってしまう、なんて、……

「どうしよう、言えるかな、私、」
心はどんどん落ち着かず、熱くなっているのに、、私の頰には秋の訪れを感じさせるような冷たい雨が降り続いていた。

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主題歌：SixTONES【マスカラ】

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更新、半年くらい普通に忘れてた。

あと一話だしさっさと終わらせよ

タップ・クリックすれば飛ぶよ。

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