ちょっと書いてみた。うん、

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最高ランク : 106 , 更新： 2017/08/19 7:41:56

『離れても、変わっても』

しばらく、ずっと仲良くしていたMWから離れていた。
理由は１つ。スモーキーがまた発作を起こしたからだ。
最近は頻度も多く街の事やらで大忙しですっかり頭から抜けていた。

その間に無名街も多くの変化があった。
コートが薄くなったのと同時に髪型を変えた。金髪から茶髪にして短く切って上にかきあげた。
ピーやスモーキーが一瞬びっくりしたものの微笑んで「似合ってるぞ」と返してくれるのが照れ臭かったりもした。

そんなある日、仕事から帰ってきては子供たちを寝かせて自分の部屋に帰ってこれたのは夜中。さぁ明日も早いし寝よう。とベッドに入ったら忘れられていたスマホが思い出してほしいとでも言うようにﾋﾟｺﾝと音をたてた。

誰だこんな時間に。

LINEを開いたらバーニーだった。
あまりにも久しぶりだったので何かあったのかと思い急いで開いた。

『久しぶり。最近どう？』

とだけ入っていた。
ちなみにバーニーは俺が髪型を変えた事は知らない。

『久しぶり。別に普通だ。』

嘘、本当は倒れそうなくらいだけどそんなことバーニーに言っても仕方ない。いつもの俺を装う。

『嘘つけ、忙しい癖に』

心を見透かされてる様な気分でドキッとした。

『どうしてそう思う？』

質問で返すと待ってましたとでも言うようにすぐにそれに合ったメッセージが帰ってきた。

『俺、知ってるよ。頭が倒れたこと。全部タケシが背負ってること』

どうして……。

でもよくよく考えたら相手はバーニーだ。なんだってお見通しだ。

『お前変なところでいつも鋭いよな』

そう返すとそうー？なんて間抜けなメッセージが帰ってきた。

『用がないならもういいか。疲れてんだよ』

『んーと、明日。朝タケシをMWに連れてくよ。紹介したい奴等多いし。』

『わ、わかった』

そのメッセージを残して俺は夢の世界へと誘われた。