前回のつ~づきっ☆(おばたのお兄さん風)
NAOMIKU☆最高ランク : 147 , 更新: 2017/08/20 0:23:32
『離れても、変わっても』
「おはようタケシ…?」
昨日の宣言通り、朝イチで来たバーニー。
俺の方を見て変わった姿に驚いた様だった。
いや、こっちも驚いてるんだけど。
なんとバーニーは俺と同じように茶髪にしていた。
頭にバンドを巻いている。それでも一応バーニーだと判断出来た。
同じようにバーニーも俺だとすぐ分かったようでほっとした。
「おい、タケシに何の用だ。」
「タケシ、誰だこいつ?」
間に入ってきたのは新入りのユウ。
あぁ、説明しなきゃ。
「えーと、こっちは新入りのユウ。ちょっと態度悪いけどいい奴だから。」
「タケシが言えねぇだろw」
バーニーが余計なことを付け足したから睨んだら背筋を伸ばして口を閉じた。
「…こっちはMWの「タケシの彼氏、バーニーだぜ☆」おい。」
俺の肩に手をかけ自慢気にいうバーニーにユウはもちろんはぁ?と言って顔をしかめた。
俺がその顔したいよ、俺が。
「ユウ、気にすんな。こいつこんなのばっか言ってるから。」
「タケシ酷くねぇ?」
「いいからお前は黙ってろ」
一喝するとはぁい。と黙った。
「兎に角、そのMWがタケシに何の用だ。こっちは忙しいんだからタケシ取られたら困るんだよ」
いくら態度がでかいとはいえ、ユウはまだまだ入ってきたばかり。ピーも指揮を取るタイプじゃないから今は確かに抜けれないかもしれない。
「バーニー、やっぱり…「今更無理とは言わせねーぜ?」ちょっおまっ…」
半ば無理矢理腕を引かれて車の方に行く。
「おい、人の話を聞け!」
ユウに反対の腕を掴まれる。
何度も邪魔してくるユウに流石のバーニーもちょっとだけ顔をしかめた。
『ユウ!』
遠くからまた違う声が飛んできた。
ピーだ。
ピーは俺とユウの腕を離す。
「おまっ、何して「あとは俺達がするから、行ってきていいよ。」はぁ!?」
長くいて付き合いの長いピーは全てを知っているから優しく行ってこいと言ってくれる。
未だ理解出来ないユウをピーは必死に抑えてる。
「感謝するぜ赤髪!」
バーニーはニィと笑って車まで走る。
ユウにはまた説明しなきゃな。
「ったく、なんだよあいつ。めんどくせぇ」
バーニーは呆れたように言う。
俺は苦笑いして「新入りだから…」と言った。
「なぁ、なんで彼氏にしてくれねぇんだよ。」
「別に。」
流れる景色を見ながら呟く。バーニーは不満だわぁとか言いながら黙って車を走らせた。
着いたのは前とは違う場所に建てられたバーニー達の"理想郷"
中に入るとまたずいぶんと変わっていたがコンセプトは似ているものだった。
「上だぜ。こっち」
手を引かれながら階段を上った先には前とは雰囲気が変わった顔と始めて見る顔が幾つか。
ヤバい。ちょっとこえーかも。
ぎゅっとバーニーの手を強く握る。
「おぉ!タケシも変わったな!元気かよ」
同じく茶髪に染めた相変わらず体格の大きいパールが頭をぽんぽんと乗せた。
「似合っとるやん。かわええかわええ」
9が関西弁で喋りながらケラケラと笑った。
そんな横から鋭い視線。
カップルらしき二人と豹柄のコートを着た男だ。横目でちらりと確認したきり見れない。
「そんなビビんなってほら座って座って」
ソファーのはしっこに座る。
バーニーと二人がけのソファーに座っているのにもう一人は入れそうな位空いた。
「おいおいwこっちこい。紹介する。アイスの弟のディディーとその彼女のデュクシー。あっちは俺達の兄弟的なジェシー」
「ジェシーだよ。よろしく」
にこりと笑うのになんか裏があるようで信じられない。斜め下を向いて顔を見ることができない。
「で、君の名前は?」
「紹介するぜ!もうすぐ俺の彼女になる予定のタケシだ。ちなみにRUDEの次期頭」
そんなことまで言われてビクッと体が跳ねた。ドクドク心臓が煩い。流石にこ、殺されたりしないよな。視線は痛いけど。
「へぇ、もう予約入ってるのかー。困ったなーなんちゃってw」
ジェシーが冗談を言うけど全く笑えない。
もういくら何でもこの空気に耐えれなくて逃げ出した。
おいっ!て止められるけどもう無理だって…。
「待てって言ってんだろ」
追いかけてきていたらしいバーニーに捕まって車に乗せられた。
「どうしたんだよ。いつもと同じって思ってくれたらいいじゃん。」
「でも、でも…」
「んーごめんごめん。いきなり全員に会わせて悪かったから嫌うなって」
息が整わない俺の背中を優しく撫でてくれる。姿が変わってもいつもの優しいバーニーに安心できた。
「誰がやだった?ディディー?ジェシーか?」
誰とかそういう問題じゃなくて…。
なかなか答えない俺をバーニーが抱き締めた。
「無理ばっかさせるから俺の恋人になってくれねぇの?」
「…えっ?」
バーニーの言葉にきょとんとする。
「だって前にここに連れてきた時にもこうなったのにさ、また同じ失敗して無理させて…」
確かに前連れていかれた時もこうやって途中で耐えれなくなって逃げ出したっけ。忘れてた。
「別にそんなんじゃない…ただ、」
「ただ?」
「ただちょっと人を信じれなくて、でもバーニーは信じてるから、」
「タケシ…」
「あと…」
言葉を付け足そうとしたら今度はバーニーがきょとんとした。
「もうバーニーは恋人でいいぞ」
「…は?」
「だってこんなに変わっても好きでいてくれたし俺のことこんなに気にしてくれるし、」
だから…って言おうとしたら唇が塞がれた。
「会えない時だってずっと考えてたんだからな。タケシのこと」
「…ごめん俺忘れてた」
そう言ったらがっくし肩を落とした。
「じゃあ忘れられないようにしてやる」
俺の膝の上に乗ってくるように顔を近付けてきた。
そしてコートの中に来ているシャツに手をかけた瞬間思わず頭を殴ってしまった。
「いってぇ!」
「い、いきなり盛んな!」
「タケシが忘れるからだろ!」
「俺は忙しいんだよ!」
ごちゃごちゃと言い合いしていたらパールが来て扉を開いた。
「ほらいちゃいちゃしてないで来いよwってジェシーもこっち来たと思うんだけど?」
「「えっ?」」
二人で顔を見合わせてううん。と首を振った。
「ええー?まーいいわ。帰ってこいよ」
「「はーい」」
いつの間にか恐怖が無くなっていて笑いながらクラブに入ることができた。
『ごめんなバーニー。SWORDは俺達の敵だよ。今回も、』
これ映画観てないとよくわかんないタイプのやつ?
佐鈴
2017/08/20 4:50:02 違反報告 リンク
最後の言葉はねー
玲於パレス⚓️🤟🐷
2017/08/20 6:19:09 違反報告 リンク
なるほどー
佐鈴
2017/08/20 9:19:05 違反報告 リンク
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もっきゅんについて語ろうじゃないか、
2018/07/06 20:44:36 玲於パレス⚓️🤟🐷 4 2
はーい筋金入りのもきゅたみ、玲於パレスです笑 モトキについて語るだけっ...
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