たーんぺんっ☆
NAOMIKU☆最高ランク : 156 , 更新:
『俺が欲しいのは…』
この無名街という街に来て俺は恋をした。
凛々しく俺達の前に立ち、時に優しく時に厳しく飴と鞭を使い分ける綺麗な顔立ち、ホクロ、肌の白さ、茶色いかきあげた髪、そして
誰にも負けないオーラ。
その全てに引かれてしまった。
でもそれは俺だけではなくピーもだった。
ある日ピーに『俺実はタケシが好きなんだ』って言われたときには息が止まった。
俺よりも長く一緒にいるこの人に俺は勝てるのだろうか、と。
その時は勝手にその瞬間からライバル視してしまって「あ、そう」しか返せなかった。
そいつは頭ではなかった。
時期頭ではあるらしいが、
「ユウ、」
低くて綺麗な声が俺を呼んだ。
「なんだ。」
「スモーキーの世話、手伝ってほしいんだけど、」
「分かった。」
そいつ…タケシが持っていた水が入った重いバケツを取った。
運悪く夏風邪を引き起こしたらしいスモーキーをも看病する姿を見るとスモーキーがたまに羨ましくもなった。
「いや、タオルを何枚か持ってきて欲しいだけでこれは俺が持つ。」
バケツを持とうとするタケシからバケツを遠ざける。
「いや、これは俺が持つからタケシがタオル取ってこい。」
腑に落ちない顔をしていたが分かった。と取りに行った。
振り向いて欲しいから男らしく重いものを持つ。
ベタだけど1つずつやっていこう。
「スモーキー、調子どう…って寝てんのか」
すやすやと眠るスモーキー。
俺をここに入れてくれた張本人。
命の恩人なはずなのに今ではもう嫉妬の対象だ。
「ユウ、ありがとなもう大丈夫だ。」
タオルを持って入ってきたタケシは持ってきたタオルをバケツの水に浸けながらフッと笑って俺の方に振り向いた。
「俺何かやるって。全部任せられない。」
「このタオルをおでこに乗せるだけだから大丈夫。」
「でも…」
「大丈夫だって、ほら終わり。特訓行くぞ。」
俺の肩を叩いて部屋を出ようとする小さな背中にギュッと抱きついた。
「……えっ?」
タケシが驚いて固まった。
「……行くな。側にいてくれ。」
「おい、なに言って…。」
声からして明らか動揺していた。
そんなタケシを隣の部屋に連れていった。
「1つ、質問いいか…?」
「え、あ、あぁ、」
「……好きな人はいますか…?」
聞いてしまった。もしいないならこれから頑張ればいい話。いたなら…それは俺だろうか。俺じゃないなら俺はどうしたらいいんだろう。
「…おれ、好きな人がいるんだ。ユウが来る前から好きな人。」
そう言った顔は少し赤に染まっていた。悔しい。俺じゃない。
「……そうか。」
どうしよう。泣いてしまいそうだ。
こんな辛い失恋は知らない。
「……ごめんな。ユウ」
「タケシ!バーニーが来た!」
ピーが入ってきた。
くそ、なんてタイミングで来るんだよ。
ていうかバーニーって…?
「本当か…!?」
タケシがバーニーの言葉に反応して飛び出して行った。残されたのは俺とピーだけ。
「…泣きそうな顔してるな。」
「してねぇ。」
ピーから顔を隠すように部屋を出てバーニーとやらを上から見下ろした。
何やら黄色のスポーツカーの横に立ってるタケシと同じ茶髪の男。見るからにこの辺の奴じゃない。
そいつの近くに行ったタケシは俺達に見せない楽しそうな顔をしていた。
あぁ、あいつか、タケシの想い人。
一瞬で見て分かってしまった。
「…俺達の一番のライバルはあいつだぞ。だって…」
両想いなんだから。
どちらかが告白してしまえば終わり。そんな状況らしい。
それでも俺は…
必ず奪ってみせる。スルリと腕の間から抜けてしまった飼い主を探す飼い猫を、
なるほど、感じが似てるのでねw
玲於パレス⚓️🤟🐷
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そういう能力者なんで、
玲於パレス⚓️🤟🐷
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学園都市出身なんで超能力持ってるのは普通なんすよーwww
玲於パレス⚓️🤟🐷
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もっきゅんについて語ろうじゃないか、
玲於パレス⚓️🤟🐷 4 2
はーい筋金入りのもきゅたみ、玲於パレスです笑 モトキについて語るだけっ...
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