柚子ポン酢旅行記第2話:金沢一人旅

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一人旅第2弾！

そういえば一人旅の理由を言ってませんでした（笑）

私は家族旅行というのがどうしても苦手でして、家族仲が悪いってことは決してないのですがどうしてもどこかで「今度来るときは1人で来よう」と思ってしまう場面があるんです。

ゆっくり周囲を見て周る私は他の人とペースを合わせて旅行を楽しむことが難しい人種なんだろうと思います。あと、ぼんやりと周囲を見ていて表情が出ないからか「つまらなそうに見える」とも家族からはよく言われましたね。楽しんでいるつもりなのにそう言われるのが結構辛くてやっぱり1人がいいと思ってしまうんです。

「一人旅がしたい」と親に相談したときはそれは心配されましたが最終的には理解してくれて、相談にも乗ってくれました。初めての一人旅ではどこにどうやって行くのか、宿泊先はどうするつもりなのかを細かく考えましたね。料金はどれくらいが妥当なのかは初めてでわかりませんでしたし、そういうときに相談できて本当に助かりました。

一人旅は寂しいなんてよく聞きますが、一人旅のメリットはやはり自分のペースで好きな場所を回れることにあると思います。

これを読んでいる誰かさんも、一人旅に挑戦してみませんか？初めてで不安なら同じ地方圏内を旅行してみるのもいいですし、慣れたら地方を跨いでみるのも楽しいと思います。因みに私は初めての旅行では同じ関東圏内の栃木、そして今回の旅は北陸の石川県金沢市に行きました。

さて、長々とお話してしまいましたがそろそろ本題に入りましょうか。

先程述べた通り、私は石川県金沢市に一泊二日の一人旅をしてきました。今回の目当ては「金沢三文豪の記念館」と「兼六園」です。…結果を言うと2人の文豪の記念館しか回れなかったのですが、本命を回れたのでまずは満足といったところでしょうか。

１日目はホテルに行く移動時間に費やして、二日目にのんびり回ろうという計画を立てました。北陸新幹線“かがやき”で金沢に行き、乗り換えて加賀温泉駅に到着！今回お世話になった旅館は依緑園です。夕方頃に着いたのでお部屋でのんびり本を読んだりテレビを見て時間を潰しました。Qさまをやっていましたが、その中で志賀直哉の名前が出てきて1人でテンション上がってました（笑）そんなこんなで夕飯をいただきましてございます。お風呂はややぬるま湯でゆったりとつかることができました。

2日目は早起きして朝風呂をいただきました！ホクホクとした気持ちでいざ朝ごはん！朝ごはんはバイキング形式で、私は和食中心で選びました。中でも美味しかったのは目の前で焼いてくれる焼き魚と麩のフレンチトースト風ですね。焼き魚は二種類あって、コッテリしたものと淡白なものがあり、ついご飯をお代わりしてしまいました（笑）麩のフレンチトースト風には黒蜜がかかってて美味しかったです！

さて、ホテルをチェックアウトして金沢駅まで戻り荷物をロッカーに預けていざ目当ての記念館へ！最寄りにはバスで移動しました。まずは本命金沢三文豪の1人・徳田秋聲の記念館！！最寄りのバス停から5分くらいで着きました。二階建ての建物で徳田秋聲先生が書いた本についてや当時の評価、他の文豪との関係についての資料がありとても面白かったです（これが後の古本屋巡りに繋がるのだ…）しかし、文庫本の“あらくれ”…欲しかった（高かったから諦めた）。

そして二つ目！泉鏡花記念館へ行きました。
徳田秋聲記念館から徒歩圏内でした……が、はい迷いました。何であんなに入り込んだ場所にあるんだ…。周りをグルグル回りながらなんとか到着！尾崎紅葉の弟子であり、徳田秋聲の兄弟子である泉鏡花は幻想文学で有名ですね。泉鏡花先生の人物像、作風、尾崎紅葉との逸話など興味深いものが多かったです！潔癖症で兎好きなのが印象深かったですね。お土産に文香（手紙などに添えるお香）を購入し、泉鏡花記念館を後にしました。

さて次は…と考えましたが怪しい天気。
時間もちょっと中途半端なため、室生犀星記念館と兼六園は泣く泣く断念。金沢駅に戻り、新幹線で帰りました。

ささやかでしたが金沢の旅はこれにて終了。心残りがあるとすればやはり、室生犀星記念館と兼六園でしょう。…もう１日目あれば回れてた。次は絶対行きたいですね。

今度はどこに行こうか、1人でどこか知らない場所に行くのはとても勇気が要りますがそれと同時にとてもワクワクします。

失敗したこともありますが、それもまた経験。
次の旅では同じことをしないよう計画を立てましょう。

それでは、また。