小児病棟によくあるかわいい絵の話

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今回は私の雑談を聞いてくだされ

最近は、子供たちが病院を怖がらないように、明るく過ごせるように、大きな病院には壁に動物の絵が描いてあったりかわいい絵が描いてあったりすることがある。

そういうアートをヒーリングアートやヒーリングデザインと言ったりするらしい。

私はああいう絵を見ているとなぜだか時々怖くなってしまうことがある。

絵はかわいいはずなのに、なんだか優しくあの世へ連れ去られてしまうんじゃないか、安らいで眠ったら目覚めなくなってしまうのではないかと、まるで楽しく優しい空想の世界に連れていかれてしまうように(゜〇゜;)

少し独特の思考かもしれないけれど、似たようなものをあげるとすればあれかもしれない。

スモールワールドが怖いってやつ。

全ての人形が不自然に動いていてにこにこしているあの空間が不気味だという人たちがいる。

全ての者が明るく仲良くにこにこしているというのは確かに人類の理想かもしれない。

だけど、そこには現実味がないということで不気味さが生じてしまうのかもしれない。

それがまだ小物などにかいてあるイラストなら飾ったりしてかわいいなと眺めていられたり、使用しているときに時々見ているとかわいさに浸ることができる。

ところが、それが大きな空間に具現化されてしまったとき、違和感を覚えてしまうことがあるのかもしれない。

だけど、小さな子供達に見えているのは世界はまさにみんな仲良く明るくの世界なのかもしれない。

だから違和感を感じる子供達はいないだろう。

私たちもなにも知らない子供の時は、理想と思われている世界を信じていたのかもしれない。