嘘付キ＃１「信じるってさ」

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『其方は晴れですよね？』、「貴方は泣いている様ですが。」
どうも。嘘吐き天川です。

って、また来てくれたんだ。
何でも無いよ。特に気にしてた訳でもない。

ま、暇はさせないつもりだから安心してよ。

え？つまんなそう？

そうか。いやでも、一応話すから（）

今日はそうだな･･･俺のこの世界に来た一人の少年の話。

＿＿＿＿＿＿＿
一筋の光を背負って現れた青い瞳に白髪の白い軍服に汚れ一つ無いように見える少年は突然現れて、俺の時間に水を差した。

その少年は、俺に言うんだ。

「泣いてるの？」

ホント、余計なお世話だよ。勝手に割り込んできたってのに。
俺の中でぐるぐる感情が渦を巻き出す。

この不快感はきっと此奴には分からない。

「誰にも見つからないで。みんなを放って擱くつもり？」

当たり前だろ。
もう何回、繰り返して来たと思ってる。
後悔するのはもう御免だ。

俺はまだ、彼から視線をずらしたまま。

「この時間さえも隠しぬくつもり？」

お前に何が分かる。
お前は幸せだったんだろ？良かったじゃないか。

師匠も居なくなって。
挙げ句の果てに今度は、らいがまでって仕打ち。

お前こそ、この苦しさから目を背けてるじゃねーかよ。

「忘れるなよ。伝言預かって来たんだ。
家族ボードにも顔出してないだろ。よにんさんとも話してない。」

うるさい。お前が信じるなんて言葉で惑わせたクセに。
こうなると咎めるのか。怒るのか。

どっちが嘘吐きなんだか。

それでも、皮肉なことに彼は輝いていた。

あれからずっと、動けない彼奴はそれでも輝いていた。

今でも、此奴のボードには声をかけてくれる人が居る。

俺には似合わないって言ってるだろ。

感情ばかりの一時は、俺を歪ませた。
前が見えなくてまばたきをしただけなのに、
頬を熱い何かが伝う感覚を感じる。

一番見られたくない俺の姿だ。

それでも、彼は俺を黙って見つめていた。
徐々に彼の姿はぼんやりと消えていく。ま、見えないんだけど。

「ただいまって言ってあげな。」

俺はまだ、？から視線をずらしたまま。
＿＿＿＿＿＿＿＿

感情が交ざりすぎて読むのが疲れた？
ほぼお前の事しか書いてない？

当たり前だろ？此所には俺の思いが詰まってるんだから。

まぁ、読み疲れたってんならすまん。

そして、今見てくれてる人で「てふる」を覚えてる人はほとんど居ないだろうけど
『ただいま。』

それじゃ、
『明日は晴れるでしょうか』「はい。絶対に。」