【Dear Holmes】 初小説に挑戦✍️

DearHolmes 小説
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Best : 3 , Updated: Jun 8, 2019, 9:56:00 AM

_____他の皆はそれぞれやってきた依頼の仕事をこなしに事務所を出ている。

アサギは先日完了した依頼の報告書を、月比古は今までの事件のファイルの整理をしていた。


「月比古さんってさー…離婚工作員の仕事引き受けること多いよね」

「得意分野ですしね」

それも、月比古が引き受けるのは男からの仕事。
浮気がバレてしまいそうで、金を支払わず穏便に離婚したいと言う人が探偵事務所に来ることは結構ある。
そんな状態で穏便に別れることなど難しい。
第一、離婚問題は探偵ではなく弁護士に訴えるべきだ。

しかし、探偵にしかできないことがある。

浮気をそれほど咎められず、多額の慰謝料を払わなくて済む方法。

それは『妻も浮気すること』

探偵がその妻の浮気相手になるのだ。
それを、ニコニコとした一見無害そうなこの男は引き受ける。
事件の工作員や情報収集以外にいくつかある得意分野の内の一つだ。


「女好き」

「確かに女性は好きですよ。
強くて美しくて、女性の涙には惹かれるものがありますよね」

「うわぁ、今の発言は変態的」


眉間にしわを寄せながら、吐き真似た口をして彼を見る。
それでも月比古はハハと怒ることもなく笑って、アサギの机に広げられた資料の束をファイリングし、棚に戻していく。

……片付けは苦手だ。

いつぶりかに見えた机の色が見えた。

みるみる綺麗になる机に関心するアサギの後ろで、月比古はカタン、カタンと棚に並べていきながらゆっくりと口を開いた。


「いいじゃないですか。
自分に非があるというのに他人に頼んで相手に同罪をなすりつけるような男、すぐに別れるべきです。
そのお手伝いをしているだけですよ。
揉めてしまうと逆上する者も多いみたいですしね」


意外だ。
少しばかり彼の言葉尻が鋭い。
表情を見てみたいと見上げるが、月比古はファイルを片付け終えるとキッチンへと向かってしまってここからでは背中しか見えなくなってしまった。


月比古さんはいつもそうだ。

俺が心を見るのを分かっているからこういう時は絶対に顔を見せない。
きっと次にこちらを向いた時には、また何事もなく笑ってる。
こうなってしまっては無理だなと、諦めて椅子の背にもたれてるギィ、ギィと揺れ軋む。


「それに、いい思いも出来ますしね」


と、戻ってきた目の前にカチャリと琥珀色の紅茶が注がれたティーカップが置いた。

いい思い。

月比古さんが行うのは妻との浮気。
彼は決まって殆どの場合、その依頼を受けるとその翌日は遅番になる。
そういうことをしているのだろう。
まさかとは思うがそっちが主体なんじゃ……と見ると、彼はにっこりと微笑んだ。


「ルイボスティーです。
不老長寿のお茶と言われているんですよ」

「月比古さんが言うとシャレにならないなぁ」


カップに口を付けると香ばしい香りが鼻を通り、上品な甘みが口に広がりホッと落ち着く。
昔喫茶店で働いていたという彼の淹れる紅茶やコーヒーはどれも美味しく、その時々で色々なものを出してくれる。


「……月比古さんは、結婚しないの?」

「しませんよ。
皆、私より先に死ぬでしょう?」


おかわりは要りますか?と、彼はまた背を向けて笑った。



アサギは、月比古がいつから生きているのかは知らない。
彼から聞く話はまるで歴史の教科書のようだ。

第二次世界大戦では上官から毎晩殴られたとか、初めてカラーテレビを見た時感動したとか、昔はパンなんて簡単に食べられるものではなかったとか。

しかし彼のそういう大きな出来事以外の話はぼんやりとした輪郭で、何故今のような身体になったのか聞いても「もうあまりはっきりとは覚えていない」と言った。
誤魔化しでも嘘でもない本当に覚えていないその表情に、もしかしたら今よく話している時代よりももっと前から生きているのかもしれないと感じた。


_____ただの人間だった時の記憶がないのだと。


長く長く生きていると、昔のことは忘れてしまうのだと月比古さんは言う。

それをあまり理解できなかった俺に、「今幼稚園時代の友達の名前を言えますか?」と聞かれて納得した。
人は年を取れば取るほど、子供の頃の記憶は薄れる。
脳は記憶をする際に仕分けをするらしい。
それはよくタンスの引き出しで例えられる。
古い必要のあまりない記憶はどんどんとしまわれていくがそれには限界があり、限界を超えてしまうと除外される。

月比古さんにとってもそれは同じだった。

身体や見た目は変わらないままでも、脳は時間の経過を感じている。
けたたましいほど多くの見聞きしたものをいつまでも覚えていることは普通の人間には出来ないのだ。


時間は過ぎていく。

ただ1人、彼だけを残して。

孤独に_____。





と、初めて小説を書かせていただきました😊😊
今回は所長さんだけお借りしました〜

皆さんみたいな事件とかが思いつかなくて、結局また日常の会話的な感じになってしまいました💦💦
探偵の仕事もリアルにし過ぎた地味や・・・😇


ちょっとフェミニスト感ないですけど、でも多分、月比古さんはこの後奥さんの方に不利にならないようにちゃんと話を進める筈😊😊


個人的に今のところ、月比古さんは所長さんには敬語でそれ以外の人にはタメ口かな〜ってイメージですけど、もしかしたら変えるかも?

そして誕生日の設定が増えたっぽいですが、上の小説通り不明です
まず月比古さんの生まれた時代が誕生日というものを考えていたのか・・・

結構楽しかったのでまた他の人とのお話も書きたいな〜💕
何故寄生されたかのところも!


何かここの言葉おかしいよ〜とかあったら教えてください〜😊😊


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おおお、ありがとうございます〜

月比古さんの過去も垣間見えましたね。
不老不死の能力ゆえに『皆先に死んでいく』っていうのは寂しいなぁ、と胸がキュってなりました。

もっと月比古さんのお話読んでみたいので、次の小説も楽しみにしてます〜


たけしだよ@コイキング
Jun 8, 2019, 9:18:06 AM Flag Link


こちらこそありがとうございます〜💕

そこが伝えられていたなら嬉しいです🥰💕
本当はもっとその能力を活用した事件解決みたいな小説を書きたいんですけどね〜難しくて😇
まぁ、女性を落とすのも色んな経験から・・・?とか無理やり考えてます😃

はい!これから続々と書いていこうと思います😊
頑張ります💪😊



Jun 8, 2019, 9:45:10 AM Flag Link


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