普段のもの。

今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:654 hit

最高ランク : 3 , 更新:


普段書いたり描いたりしているものです。特にどこで公開しているようなものでは無いです💦

※絵と文は関係ないです、絵はまふ(のつもり)です



↓以下小説(風味)


昔から、貴方の髪が好きだった。

サラサラと揺れてチカチカと光るあお色の髪、瞳の色と同じあお。
季節によって色んな"あお"に変わっていく。

時には桜、薄い色に透けた霞む蒼
時には青空、まるで溶けていくような青
時には曇り空、香ってその実を揺らす自然のような碧
時には雪、真っ白な中に落とした藍

つい目で追ってしまう私の瞳の奥では貴方が手を振っている。
貴方の藍微塵はもう見ることは出来ない。
夏の青空に溶けて解けてしまった。

その髪に手が届くまで待っては貰えなかった。蝉の音に掻き消されてボヤけてしまったのだろうか。
辺りは真夏の青々とした植物たちが生い茂っていて、その中で貴方が青白い顔とあおい髪を垂らして横たわっていた。
私の身体を巡って透けているあおは、貴方からは抜けてしまった。

嗚呼、貴方のあおで染め上げた世界はどんなに綺麗だったろうか。
四季折々に香るあおはどんなに魅力的だったろう。

私の身を表すようなあお、何度も赤く染め上げてきたあお、薄汚れてしまったあお。
貴方のあおは綺麗だった。私とは違って、羨ましくて。

貴方は最後には赤く染まって散っていった。透けたあおを赤に染めて吐き出しては縋るように泣いていた。
あおい瞳から透明な水がこぼれた瞬間に瞳の色が奥に灯るそれが好きだった。

須臾


投稿を違反報告 / ブロック



コメントをするにはログインが必要です : ログイン


お久しぶりです⸜❤︎⸝‍
須臾 2

お久しぶりです〜(;ᴗ;) 覚えていてくださる方は一人も居なそうですが… 昼夜...


雑談と小説連載ほんのり始めました🌸
須臾 4

こんばんは、本日も元気に更新してまいります☺️✨ 落描きはアンチウイルスからまふ君で...


雑談。ノソフィリアとか。
須臾 4

こんばんは、今日も更新頑張ります☺️ 8時間労働しんどい中なんとか更新です慰め...



雑談 華々しき誕生の日に、愛のある祝福を ともぼ 誕生日 友達募集 イラリク募集 イラリク いいねチャレンジ 雨の日、4月25日の灰猫