大国主神と大物主神の話を作ってみたい

陰陽師 日本神話
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↑おすすめ! 日本神話の書籍です↑

2023/07/09 : 初投稿日
2024/03/14 : 追記


今回の内容はタイトルにある通りでございます。

『夢主の故郷についての設定を盛りたい!』
が動機ですが、とにかく思考中。

陰陽師(ゲーム)の夢小説じゃなくても、話を一本くらいなら作れそうなレベルのキャラ作り込みを目指しています。(本当に制作するまでは行かないと思いますが)

過去編にかなり改変入る_(┐「ε:)_ ズコー



【 大国主神 】
爽やかな主人公顔のイケメン。
空想上のCVは斉藤壮馬さん。
身長は180〜185cmが良くて間をとって182か183にしようかな。
神代の頃、国中の人間に農業漁業・医学薬学・禁厭(病気や災害を防ぐまじない)を授け、日の本を治めていた心優しく偉大な神で、全ての国津神のリーダー。
国のトップであるから悩み事が多いが、周りにちゃんと相談出来る性格と環境なので一人で抱え込み過ぎたりはしない。確かな洞察力を持ち、自他の適材適所をよく分かっていて、頼るのが上手く、頼られれば全力で尽くす。
艶福家で多妻だがどこか男色らしき気配もあり、要は博愛。周囲は偶に引くことあれど心から気持ち悪がったりせず、まあそういうお方ですよ、と慕っている様子。
国土の王として落ち着き始めた最初の頃は、少彦名神というとても小さな神が相棒で共に国造りに励むも、途中で失踪され行き詰まってしまう。少彦名神には何か事情があるようだが……?
熟慮の末に自身の和魂を分裂させて大物主神を生み出し、国造りを再開した。
「俺の幸魂奇魂。お前を三輪山に祀るから、俺達のことを助けてくれ」
こうして国が潤い整ったが、高天原に座す天津神達から突如として地上を明け渡すよう迫られる。大勢の国津神が反対する中、最終的な決断を任された。
我々は高天原の国生みの神(※1)が創造した地に居座らせて貰っているだけに過ぎないという事実と、兄神達に二度殺された際に一度生き返らせてくれたのが高天原の神(※2)、少彦名神とその親は高天原の神(※3)、自分に名前をくれた神は(元だけど)高天原出身(※4)、など天津神達のサポート無しでは国の繁栄を成し得なかったという自覚。
更には、国々が豊かになったとはいえ、各地で争いが起きており(イメージとしては揉め事が頻繁に発生し始めた弥生時代)、真に平和だとは言い難いこの葦原の中つ国は、天津神の統治のもとならば平穏無事に幸わい賑わう世界となる、と高天原側から力説されてしまい、返す言葉もなく唸る。(実際そうなったかどうかはお察しください)
しかしほぼ放任していたにも関わらず土地が裕福になった途端に国と人を返せと言い出してきたことに対して、本心ではイラッとしていたらしい。その内心を大物主神に指摘と共感されるも「お前は俺の温和な神霊なんだから穏やかでいてくれよ」と逆に宥めた。
多くいる子供達の代表格である二柱の息子、事代主神は慎重で安心出来るが力仕事には向かない、建御名方神は血気盛んだが頼り甲斐がある、と評価している。この息子達も国を渡すか否かの外交に参加して……。
大国主神は武神(八千矛神)としての側面も持っている。武神モードでの武器は矛だが、太刀や弓矢も扱うし素手でも強い。戦闘時ノータイムで武器(特に矛)を具現・大量生産出来る。これは『八千矛神=多くの武器を持つ神の意』や『荒神谷遺跡から銅剣や銅矛などの青銅器が大量に発掘された』が由来。太刀や弓矢も使えることに関しては先祖から貰った(盗って追い掛けられたんだけど最後にはもうあげるわって言われた)のが由来。
その気になれば高天原の軍事力にも引けを取らないが、過去に国を平らかにする為に荒ぶる八十神(数多くの兄神達)を惨殺したことがトラウマになっていて、最初で最後の武力行使による問題解決以降、暴力を酷く嫌っている。
「良い気分しないよ。力で相手を黙らせるのって。それが、乱世を鎮める為であってもね」
また「戦で泣くのは民草(某国宝の台詞)」思想からそもそも戦争したくないようで、天神と地祇の戦いを避ける為に此方が譲歩することを決意。
国津神の存在が抹消されないよう、巨大な社を建設することを高天原に承諾させる。
国譲りの条件を了承した高天原主神(※5)からの「今後は幽事を司り人々の幸福を導け」との命令に従い、目には見えない「人の縁や運命」が混沌とする世界『幽世』へ去り、現世から姿を消した。
現在は、大社を依代に神有月・神在月の時期のみにしか現世に帰還出来ない存在だが、最強の縁結びの神として厚い信仰を集めている。

※1
イザナギとイザナミ
元々国を産み国を造る使命はこの御二方に課せられたものだったけどイザナミが亡くなりイザナギが隠居した以降はナアナアになっていた
だから地上は元来高天原のものって主張は一応間違ってない

※2と※3
カミムスヒ (古事記に準拠)
二度目の死の時はオオクニヌシのお母さんが生き返らせてくれた

※4
スサノオ
主人公オオクニヌシは前作主人公スサノオの子孫or息子なんだと思うとアツくなる

※5
アマテラス
「天照大神が現世を治めるから大国主神は常世を治めてね」みたいな約定を交わした
因みにオオクニヌシはスサノオと血縁関係なのでアマテラスとは親戚関係ということになります


元ネタである日本神話的にはそう。
陰陽師(ゲーム)的には何とも。

大国主神の一人称、円満な性格っぽく「僕」でも良かったのですが「俺」にしました。
須佐之男との(地味な)共通点になって良いかなと思っています。


↓大国主神ファミリーメインキャラクターとして出したい神々(増える予定あり)↓
キャラ設定はまだまだ考え中なのでそれは別の機会にして元ネタだけ軽く

【 須勢理毘売命 】
スサノオの娘
オオクニヌシの正妻

【 八上比売 】
因幡の女神
オオクニヌシの最初の妻

【 事代主神 】
オオクニヌシの息子
七福神の恵比寿と同一視された
因みに父は大黒天と同一視された

【 建御名方神 】
オオクニヌシの息子
タケミカヅチに敗れ諏訪大社の祭神に

【 天之菩卑能命 】
アマテラスの第二子
国譲り後もオオクニヌシに仕え出雲大社の祭祀を担う


目には見えない「人の縁や運命」が混沌とする世界『幽世』ってどんな所?
の設定案は後述。


↓ 【 追記 】 ↓

『日本神話アレンジの一次創作では』
天津神と国津神の人間(国民)とどう関わるかという方針の違い(放任するか干渉するか)によって戦争が起こり国津神が敗北した。
それからなんやかんやで「まず神がちゃんとしてなきゃ駄目だろ」とお互いに反省。
天津神と国津神は和解し八百万の神々は真の慈愛となった。

『陰陽師二次創作でやるなら』
神々の政争(?)に人間を巻き込みたくない豊葦原の王は、高天原の王へ大切に育てた国を明け渡した。
返還とも禅譲とも称えられた地上平定。
しかし、国津神の恩恵を失った世界は、平和から遠退いていくばかりで……?

「葦原の中つ国の主宰神」が「幽世の大神」に。
表舞台から消えるという意味では左遷か降格か異動になる?
上層部より現場の方が有能だったパターンの話ではあるが、国政の権能を持つからこそ必要とされる覚悟と決断、体制側は体制側で苦悩しながら暗中模索していることへの考慮、統治者が判断を間違えたことで世や民の死を目の当たりにしたとしても贖うべく為政者としての成長を見せられるか、失政した者へ責任の所在は問わなければならないけど「何故そうなったか」や「自分達に出来ることはなかったか」とかは皆で向き合って考えて国の運営を共に励んでいこうと周囲が支援し和睦できるか……みたいな話でもありたい。
そういうのを創るのは、歴史や政治の勉強いっぱいしないと難しそうです。


神迎祭・神在祭・縁結大祭・神等去出祭といった神事を元に、神様達の仲直りという大団円ができそう。
そのお祭りの切っ掛けとなるのは、人間達の強さと優しさだと良いな。



【 みわ/大物主神 】
ちょっと女性的な顔のイケメン。
空想上のCVは上村祐翔さん。
身長は大国主神と同じ。
初期設定では「そんなに強い力があるわけではなく自分の正体を知らないけど大物主神なのではないかと匂わせる神」として考えていたけど、もうガッツリ大物主神で行ったれってことで練り直した。
武器は弓矢。
『丹塗矢伝説』が元ネタ。
普段は好んで人に似せた姿をとっているが、本体は大蛇と兎のキメラ。
蛇は『大物主神の正体は蛇神』
兎は『なで兎(大神神社にある青銅の置物。撫でると身体の痛みが治ったり願いが叶ったり等の御利益が貰える。あと大神神社の授与品には兎の可愛い御守りが色々あります)』
が元ネタ。
顔立ちとニョロニョロな胴体は蛇だが、皮膚は鱗ではなくフワッフワの体毛に覆われている。また頭にはウサ耳が生えている。主に小さな子供達が毛の触り心地を喜んでくれるのが嬉しいので、本来の姿が嫌いというわけではない。
オネエ混じりな口調で話す。
男は「くん」付け、女は「ちゃん」付け、この呼び方に老若は問わない。
(例:「保憲くん」「遥楠ちゃん」)
(因みに大国主神のみ「大国主神」と呼び捨て・大国主神からは「大物主神」と呼ばれる)
大国主神の分身であり、自分自身である為、相互に一番信頼し合っている。
三輪山を根城として大国主神の国造りに全面協力していたが、国譲りが行われたことにより人間が生きる世界を表立って愛護する権利が失効し、己を一番に信奉する民を引き連れ山へ籠った。他の国津神達も同様に、それぞれの領域でほそぼそと、人の生活を守る裏方として暮らしているようだ。ただ、天津神に逆らおうとした国津神は、高天原によって粛清され消滅してしまったらしい。
彼は今現在、大物主神ではなく「みわ」と名乗り、産土神として「三輪山の民」を守護し、溺愛している。民(村人)からは「おみわさん」と呼ばれ、注いだ分だけ愛情を返されている。
昔と違い加護対象を民のみに絞っているが、「天津神が全ての人間を守るんでしょ? じゃあ私達(国津神)はもう守りたい人間しか守らないから! あ〜荷が軽いって良いわね!」と自分に言い訳しないと知らぬ存ぜぬ出来ないくらいは人間のことが大好き。
ただ地上の支配権を高天原に奪われてしまってからは国土と国民に与えられる影響力が激減しており、己の領分を守るので手一杯なのはマジ。
基本的に温厚で寛容。しかし「国津神よりも人間を愛することが出来るし愛されることが出来る」と豪語していた割にはドロドロでボロボロな高天原勢の現状には、冷ややかな目を向けている。
尻拭いでもしてやるかのように、現世に絶望し穢れとなって彷徨い流れ着いた魂を呑み込んでは万物に還すのを日課としていた。
そんなある時、常人には視えない聴こえない筈である穢れの形と声が、民の一人である幼い少女・遥楠には視え聴こえしていることに気付く。
怯える彼女を庇護することは出来ても、それだけでは彼女の心を穏やかにすることは出来ないと痛感し、どうしてやるべきかと思案に暮れる日々に、かつて人の世の為に戦うべく己の加護から離れた一族・賀茂氏が輩出した陰陽師の賀茂忠行と賀茂保憲が訪ねて来た……。
実は「大国主神の分身が反抗してきたらヤバそう」と危惧した高天原から行動範囲を三輪山のみに制限する封印を緩めに施されている。何故緩めなのかと言うと人間に害を成さない神であることは分かっているから。
山を出ると人型を保てず本来の姿に戻される上に透明化してしまい、存在を認識でき触れられるのは民や賀茂といった三輪山関係者だけとなる。人型での自由な出入りが可能な大国主神の大社以外へ出掛けたい時は、透けた体躯を伸ばしながら頑張って這って行かなければならない。山の方へ無理矢理引き戻されるのを耐えながらの移動になるらしい。非常に苦行なので緊急事態でない限り大人しく三輪山の中に鎮まっている。それでも山村外にいる身内(遥楠とか)が心配で様子を見に行っちゃうことがままある。息切れしてるのを逆に心配される。
彼に「おみわさん」以外の愛称を何かつけるとしたら「みわママ」


↓ 【 追記 】 ↓

『日本神話アレンジの一次創作では』
事代主神が経津主神率いる天鳥船軍に敗れ、建御名方神が建御雷神との一騎打ちで敗れ、絶望の中で大国主神も命を奪われる。
それでも反逆する国津神と国民も次々に殺され葦原が天津神の管轄となっていくに連れて、災いが蔓延り国土は滅びかけた。
阿遅鉏高日子根神と下照比売を大和で保護していた大物主神は自らの魂を使って大地を修復することを決意し、兄妹へ「みわ鈴」を託す。
鈴には大物主神の「偉大な精霊の主」としての神性が封じられていた。
この神格は後に目醒め「神君(みわのきみ)」「神様(みわさま)」と成り、人の心に寄り添いながら失われたものを取り戻す旅に出る。
物語の目的の一つは国津神を蘇らせることなので、大物主神達も最終的には復活する。

『陰陽師二次創作でやるなら』
強い神であり割と動ける状態なのに今まで何もしなかったのは良くないと思われそうな境遇では生温いと思ったので、三輪山から絶対に出られないという設定に変更した方が良さそう。
出たら民諸共死ぬとかくらいしないとこの神の動きを制限出来なさそう。
高天原主導の治世にする為に天津神が国津神を追い払ってしまったから殆ど無力化されてるとか、三輪山の民に対してのみ遠くに居ても安否確認できたり夢枕に立ったりは可能だけど大した介入は無理とか。
まあ高天原の所為だけど高天原の所為にすることしか出来ない本神が一番苦しいと思う。



【 遥楠 】
空想上のCVは大本眞基子さん。
幼き頃に賀茂家へ入り修行を乗り越え、現在活躍中の稀有な女性陰陽師。
山自体が御神体とされる三輪山出身であることは意外と知られていないし、本人も別に公表していない。聞かれたら答える。
善性を失えないゆえに鬱がちだが、何だかんだ訓練されたハイスペック人間なのでセルフメンタルケアをして命拾いしている。キャパオーバーを誤魔化せてしまえるとも言える。
モテる理由の一つに大国主神のDNAを色濃く受け継いだから説が浮上。
※この物語では大国主神=大物主神だと断言しています。三輪山の民は生粋の人間ですがその存在は代々大物主神の一部とされています。

両親の名前は
父:葛彦(かつひこ)
母:晴花(はるか)
名前は、「葛の葉(晴明母)」と「晴明」から一文字とって付けて作っただけですが、安倍と何か関係があるとかは全く無いです。
だから何だって話だけど、名前に植物が入っている家族でもあります。
父→草(葛は漢方にもなる多年草)
母→花(そのまんまだが花)
娘→木(クスノキ)

神主さんの名前は、まだ決めてない。
でもモデルは「大田田根子」という思いつきは出た。


【 三輪と賀茂 】
元は一つの血統。
今は分かれているけど不仲ではない。
元ネタは「大和国磯城の三輪氏」と「大和国葛城の賀茂氏」で、どちらも大国主神(大物主神)の後裔とされている。

◾️三輪氏
大和(奈良)土着『三輪山の民』
神域にて生まれ育ち死ぬ為、根からの善人。
だが側から見ると大物主神に都合の良い創りとなっている風に感じるかも?
皆、器量好し。神話公認のモテ男・美男が祖神だから。
あと働き者しかいない。
山村の名産品は、酒と卵と糸と素麺。
---元ネタ解説---
「酒」
→大物主神は酒造の神。

「卵」
→大物主神へのお供物。(なお日本で卵が食べられるようになったのは江戸時代から。鶏は弥生時代からいた)

「糸」
→一説によると日本での「運命の赤い糸」は「三輪山伝説」に由来がある。「赤い糸(縄)」自体は中国から東アジアへ広まった話らしい。

「素麺」
→日本国内での素麺発祥の地は奈良県桜井市とされている。「三輪素麺」なる特産品がある。
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※実際の三輪山は神聖な山ゆえに禁足の山でした。明治以降には誰でも入山が可能となりましたが、登拝するには神社の許可をとることと規則を遵守することが必須です。
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◾️賀茂氏/賀茂家
山城(京都)土着 『都の陰陽家』
大内裏に仕え陰陽寮の席を独占する実力派陰陽師集団で、都で有力な陰陽家御三家の一つに数えられている。
種族・性別・家柄に関係無く陰陽道を学べる塾を開設し、実際に「半妖」や「身分の低い少女」を門下生として受け入れていたが、ある残虐な事件により廃校した。
人間と妖怪の共存を望んでいるが、上手くいっていない。




【 幽世(かくりよ)とは 】
隠世とも書く。
常世(とこよ)と呼ばれる場所の別名で、黄泉や根の国(根の堅洲国)と同じく死後の世界とされている。
其処を治めに行った・行かされた大国主神、まるで死者となってしまったことを仄めかされているような……。

「黄泉は常世(幽世)にある」
とされていますが、黄泉(イザナミが王)と根の国(スサノオが王)は正確には別物らしいのと一緒で
「同じ世界だけど区域が違う」
という解釈にしています。ほぼ等しいが等しいとは言ってない、ニアリーイコール。

そしてこの物語で言う幽世の詳細は
『縁起物の掃き溜めで、統御されていない神使(動物)が喧嘩に明け暮れている常夜の世界』

喧騒を呆然と見つめる大国主神の前に一匹の鼠が現れる。

「あぁ、我らの幽世大神よ!」
「えっ? あっ、お前は。根の国で俺を助けてくれた……」
「はいっ! 幽冥を主宰し統べる王の光来を、私(ワタクシ)はずっと待ち焦がれておりました!」

根の国にてスサノオにいびらr……スサノオの試練で死にかけた時に命を救ってくれた「あの鼠」 ※元ネタの話
鼠の語源 「根住み」「根棲み」
このエピソードから鼠は大国主神の眷属とされている。

幽世大神(かくりよのおおかみ)
幽冥主宰大神(かくりごとしろしめすおおかみ)
とは大国主神の別称。

その名に相応しい天晴れなる指導力で全ての神使を纏め上げ、塵芥のように積もり続ける人の記憶や想念を把握し清掃、それから神使各自が持つ「幸福の力」を祈る人の元へ送り出す。
この慈しみが人の縁や運命に勇気を与える。
神使は十二支の動物に加え猫や鶴や狐や鹿、虫に至るまで種々様々。

このように『幸福を導く』仕事を延々とこなして、はや神代(原始? 古代?)〜平安(古代? 中世手前?)くらいの年月が経った大国主神の元へ、かつて突然消息を絶ったパートナーの少彦名神が現れた。

お互いに再会を喜んだ後、少彦名神は大国主神に、何故姿を消したのかの理由(まだ考えてないけど高天原の所為するかも)と、今は「常世の国」という地区で暮らしていることと、毎年神無月に大国主神の大社にて八百万の神々が集結し「縁結び会議・神議り・神在祭」を開催することになった旨を告げる。(言わずと知れた神有月・神在月だが、実はこの伝承、平安時代以降に生まれた俗説らしい)
更に、大社の主祭神として大国主神の参加が望まれていることと、その間の留守番は自分が務めることも告げた。

こうして大国主神は、特定の時期のみに現世へ帰ることが出来るようになりました。

だがちょっと毎度大変な思いもしなければならないのだ。

幽世に居る間は、腹は空かない喉も渇かない疲れないし眠らなくても平気、だが。
現世へ戻った途端に、生者の感覚を一時的に取り戻す為、飲まず食わずで不眠不休という激務による疲労が一気に襲い掛かってぶっ倒れる……。
のが恒例となり、やがて風物詩扱いに。
神様なので一日絶対安静で全快する。


「人間の成長の速さにはいつも驚かされる。いつか、魑魅魍魎の狂騒も、天神地祇の威光も、あの子達は置き去りにして行くだろう。でもせっかく神に生まれたんだからさ、千代に八千代に見守らせて欲しいよな。届かない祈りはないって、皆が思えるような世界にするのは、国津神には無理かもしれないけど。ただ、俺達は曲がりなりにも神なんだから、出来ることなら幾らでも出来るだろ? それを精一杯やっていくんだよ。ずっとね」

テーマソングは和楽器バンドさんの「流星」



【 余談 】
出雲大社のウィキペディアで祭神(大国主神)の別名一覧を見ると、なんと【縁結神】の名前が載っていました。

以前にもちょっとだけ考えたことがありましたが
【縁結神=大国主神】
無きにしも非ず。

〜個人的根拠まとめ〜
・縁結びの神の中で最も有名と言っても過言では無いのが大国主神
・縁結び神社に出雲大社を連想させる「巨大しめ縄 」あり↓これです(スクショ)


↑いうほど似てないんですけどデカいなとは思ったので
・大己貴命(大国主神)や大黒天のように大袋を背負っている
・よく縁結神のモチーフとなる川越氷川神社の祭神に大国主神がいる
・縁結びの赤い糸や鬼童丸のことで賀茂家に関わりがある
ただし陰陽師ゲーム内の賀茂家は果たして地祇系賀茂を題材としているのかは不明
してないんじゃないかな
(どうでもいい話を割り込ませますが、夢主を賀茂家陰陽師に設定して良かったとしみじみ思います。本当に偶然の産物ではあるけど、後から得た美味しい知識がどんどん付け足せて楽しい)
・全ての縁を見守る為に旅をする姿が国々を豊かにする為に各地を巡った大国主神を思わせる
・高天原と悶着あったらしいところが「天照勢VS大国主勢」を思わせる
・豪華な社への羨望が国譲りの対価として豪華な社を要求した大国主神を思わせる

↑こじつけな気もしつつ思いつける限り書いてみましたが

【白山さんこと菊理媛説】
もあるらしくて、そっちも良いな! って思っています。性別的にも有力だし何気に謎な神であるとこも似通ってます。

……いや、もしかしたら「この神がモデル!」というのは明確には無くて
【日本における縁結びの神様の集合体】
なのかもしれません。

「縁結神」という名前だと「個人(神)名」と言うより「種族名とか職業名とか(例えとして正しいかイマイチ分からないけど)」な印象を受けます。
何かの為に本名を伏せてる等の意図がないなら
【縁結びの神々の良いとこ取り】
ということでシンプルに「縁結神」と名付けられたのではないでしょうか。
【人々の縁組から生まれた神】
と語る伝記1を信じるなら、縁という概念から自然に生まれたってことになると思うので、そう考えると「オリジナル縁結びの神」である可能性が高い?
いやでも高天原に属してたなら神様社会での地位が高かったと考えられるから固有の名前があるというか名の知れた神がモデルであってもおかしくないのでは?
知らん……。
分からん……。

もしもオリジナルだとすると、日本の神様は大なり小なり縁結びの御利益を持ってる方が多かったりするので、参考にされた神は結構沢山いるんじゃないかなと思います。

イズモ


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2500日目
イズモ

もう終わるまで終われないです。φ(•ᴗ•๑) 今の庭院こんな感じ


2000日目
イズモ

記録…… φ(•ᴗ•๑)


かみおとし
イズモ 1

陰陽師(ゲーム)感想考察+二次創作(夢小説)ネタ帳!! ╭( ・ㅂ・)و ̑̑ -御注意...



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