⧉02 小説部小説作成開始

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最高ランク : 3 , 更新： 2023/08/17 20:07:25

私立桜宮学園＿＿。ここは謎の多い不思議な学園＿＿。

中高一貫のこの学園は入るための試験はなく、面接で通される。
学園長、合格基準等は不明の謎多き学校だ。
だが一つだけわかるのは、この学園に通う生徒は過去になんらかの

❝ トラウマ ❞

を抱えた生徒だということだ。

学園長の正体も不明。合格基準も不明。なんのために作られたかも不明。
ここはそんな学園に通う生徒たちが繰り広げていく

❝ 過去のトラウマを乗り越える成長物語 ❞

⧉前回のあらすじ⧉
桜宮学園小説部は部員数が少なく、小規模の部活である。
そこで部活動紹介をしようと考えたシオン。
だが考えた文章が「厨二臭い」「ダサい」と言われ、
結局、小説を作り紹介するという案にまとまった。
そこで小説部は小説の作成に取り掛かろうとする＿＿＿＿＿＿

⧉部員紹介

部長：桜夜シオン（18）

副部長：宮間夢央（16）

その他：桜夜シオリ（16）桜夜シオル（14）牙狼ウルフ（14）

「まず、どういう小説がいい？」シオン

「私は謎解きとかそういう系が好きです！」夢央

「私は学校系かな~」シオリ

「僕は意外となんでも好きだよ」シオル

「うちはバッドエンドというか…病み系？が好きです」ウルフ

「うーん…じゃあ、まとめると…
とりあえず主人公は学生にして、何かを手に入れるために
考えたり情報を得たりする感じのストーリーにして、
その何かを若干狂った物というか…概念？みたいな感じにしたり
したらどうかな…？」シオン

「それならみんな要望が叶いそうですね。」夢央

「さんせーい！」シオリ

「僕も賛成かな」シオル

「うちも賛成です」ウルフ

「じゃあ役割分担は、シオリが主人公の細かい設定を
考える、夢央とウルフは大まかなストーリーの設定、
俺とシオルはそれに合わせて文章を書き起こす、でおけ？」シオン

「いいと思います」夢央

「じゃあ決まりな！早速作業に取り掛かろう！」シオン

「「「「「おーーーー！！！！」」」」」全員

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こうしてできた小説がこれだ。

【人生最悪のバッドエンドで終わる方法】
⧉主人公
桜葉伊織（おうばいおり）
何にも興味が持てない普通の男子高校生。
この物語の主人公だ。

⧉その他
有大結雨（ありたゆう）
桜葉伊織の友人。

桃瀬翔（ももせしょう）
有大結雨と同じく桜葉伊織の友人。

謎の女
この物語のキーとなる人だ。

⧉01話バッドエンド

人生の中の最悪は［死］だろうか。
いや、この世には自ら死を望むものもいるから
一概には言えないだろう。

では、人生の終わり、すなわち［死］の中で
最悪のバッドエンドとはなんだろうか。

最近話題の［孤独死］だろうかそれとも［病死］だろうか
どれもピンとこない。

僕は桜葉伊織（おうばいおり）。ごく普通の男子高校生だ。
とか言って実はイケメンとか美人とかいう少女漫画的存在でも、
実はめちゃめちゃ強いチートとかいう少年漫画的存在でもなく、
マジの普通の高校生だ。

僕のことについて少し話すと、
僕は何に対しても無関心な性格らしい。

［らしい］というのは自分にも無関心なため、
事実か定かではないしぶっちゃけどうでもいいということだ。
と、まぁこんな感じで自分のことにすら無関心だったが、
最近はとある一つのものに興味がある。
［とあるもの］とは…
［人生最悪のバッドエンドで終わる方法］というものだ。

それを探すために僕はいろいろなことを調べたりしたが、
どれもピンとこなかった。

人生の中の［バッドエンド］ということは［死］だということは
わかったのだが、そこから進まない。
やはり、あの人にもう一度会うべきか…

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【次回、02話謎の女と僕解禁ー8月22日ー】